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1000日チャレンジ 746日目 『定年英語 英語が話せなかったサラリーマンがなぜ定年後に同時通訳者になれたのか (人生100年時代BOOKS) 』読了記録

ゴールまで254日

★BMI:24.3

◎『定年英語 英語が話せなかったサラリーマンがなぜ定年後に同時通訳者になれたのか (人生100年時代BOOKS) 』(田代真一郎 (著) ;ディスカヴァー・トゥエンティワン ;2023)
(以下、出版社web siteより引用)
「折り返し世代を応援する「人生100年時代ブックス」、創刊!
仕事、働き方、健康、家族……
“成長”が一つの指針だった40代のころまでとは打って変わって、
自身の役割や立場、環境に大きな変化が訪れる50代。
しかしそれは同時に、これまでのしがらみから解放され、
本当に自分がやりたいことができるチャンスでもあります。
そこで、読者の方々が主体性を取り戻し、価値観を見直すことで、
「自分らしく生きる準備」ができるシリーズを創刊します。
英語の勉強を始めるのに年齢は関係ない!
あなたの経験が武器になる
驚異の英語学習法
定年までサラリーマンエンジニア、定年後は職業通訳者。
60歳という決して若くない年齢で、
どうしてそんなことが可能になったのか?
その答えが、本書の主題である
「仕事を通じて英語を身につける」 にある。
本書では、本当に効果のあった勉強法だけを大公開。
経験を最大限に活かした形で、無理なく英語を身につける方法を余すところなく披露した実践的な一冊となっている。
◆「仕事を通じて英語を身につける」4つの勉強法◆
【知識力】まず、知識を最大限に活用する
【語彙力】すき間時間で、「オリジナル単語帳」
【表現力】「イメトラ・サイトラ」で、イメージを英語にする
【文法力】仕事の中で、「試して磨く」」

【感想】最初から最後まで、「そうそう」と言いながら読み進めることができた。著者は、英語が得意ではない状態の30代で英語が必要にはなったものの、切実な状態ではなく、つかず離れずしているうちに、50歳で勤務先が外資傘下に。そこで切実になって、改めて英語に真剣に向かい合うようになった。私も同じような状況で、40代後半までそれほど切実ではなく、入社時TOEIC500点台、英語は中学1年生の時から苦手科目だった。でも海外企業との交渉が必須の部署・役割になって慌てて勉強を始めた。
それでも、著者が書かれているように、仕事の英語はなんとかなった。それは「知識や情報の共有」が予め相手とできていることや自分自身が十分な準備をしているからだという、著者の指摘は本当にその通りだと思う。でも、いざ、夜の会食やランチの席では、たちまち会話が続かないのだが。
著者が「知識獲得」「内容理解」「単語学習」「英語イメージトレーニング」が大事という点にも合点がいった。結局、英語というのはキミュニケーションツールなので、会話が成立するのは、その中身の問題だからだ。
著者は55歳から、さらに英語に興味がわいて通訳学校に通い、60歳の定年退職後にフリーランスの通訳者に。そこでも実務経験を生かしておられる。そして、通訳する際のポイントとして挙げておられた、「日本語を日本語に置き換える」「言葉を置き換えるのではなく、意味(イメージ)を伝える」という点にも共感した。私も、顧客に同行して、海外工場の監査に立ち会うことが多いが、そこで心掛けているのはまさにそういうことだ。私の場合、単語力が貧困ということもあって、とにかく、訳すべき日本語をできるだけ単純な日本語に置き換えてから、その意味を伝えられる英語を考えて話している。
この本の中で著者は、知識の重要さと単語の重要さを強調している。私も定年後にボランティアガイドのようなことができないかと、考えており、そのためには、その両者をしっかり積み上げる必要があると改めて考えるきっかけになった。


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