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1000日チャレンジ 472日目 『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(15)「Dhôtel nuancé d'abricot」(Jean Dubuffet)

ゴールまで528日

★BMI:24.5

Susie Hodge著/Frances Lincoln(2022年)『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(電子書籍版)

(15)「Dhôtel nuancé d'abricot(あんず色のドテル氏)」(Jean Dubuffet);20世紀フランスの画家Jean Philippe Arthur Dubuffet(ジャン=フィリップ=アルチュール・デュビュッフェ)が1947年に描いた作品。(ポンピドゥーセンター蔵)

Dhôtel nuancé d'abricot(ポンピドゥーセンター蔵)

deliberately;故意に、simultaneously;同時に、consistency;一貫性、intimidating;威圧的

◎デュビュッフェの作品は、「アール・ブリュット(生の芸術)」として知られている。”正当な美術教育を受けていない人たちの芸術”という意味。彼は、そのような人たちのように描きたいと考えていたようだが、その芸術性を理解する人は少なかったという。彼は、タール、砂、灰、小石などを混ぜた絵の具で厚塗りし、そこにひっかき傷をつけ、ワニスやのりで固める手法を使った。彼は従来の写実的な絵画を否定し、自分の描き方が真に人間の姿をとらえていると考えた。

◎伝統的な絵画の手法を否定して描いた作品は、ヨーロッパよりもアメリカで評価され成功したということらしい。独自性をどう発揮していくか?セルフプロモーションも現代の芸術家には必要な要素なんだろうなと、彼の作品を観てぼんやり思った。

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