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飛鳥への旅(6)国指定史跡 唐古・鍵遺跡 唐古・鍵考古学ミュージアム

◎飛鳥地方というと古墳時代以降のイメージがあったが、それい以前の大きな遺跡も残されている。考えてみれば当たり前なのだろうけど、そういう発展した地域だからこそ、クニが作られていく核になっていったのだろう。楼閣の復元の根拠は、土器の絵柄なんだけど、これ、書いた人の想像だったりしないのかしら?必ずしも、そこに実在したものをスケッチしたものだとは限らないような。。。

★国史跡 唐古・鍵遺跡
所在地:奈良県磯城郡田原本町大字唐古及び大字鍵
「田原本町大字唐古から鍵にかけて所在する弥生時代の環濠集落遺跡である。奈良盆地のほぼ中央、標高48~51メートルの沖積地に立地する。1936・7年、国道敷設用採土に伴い唐古池底の調査がおこなわれた。この時に出土した土器や木製品等は弥生時代の総合的な認識をもたらし、畿内の土器編年の枠組みを作った。その後、発掘調査は1977年に再開され、2015年9月までに116次に達している。
集落は、多条環濠を有し、大型建物や高床・竪穴住居、木器貯蔵穴、井戸、区画溝などの遺構で構成されている。大環濠(内濠)は直径400メートルの範囲を囲み、外濠を含めた全体では約42万平方メートルの面積を占める。出土遺物は土器、農工具・容器などの木製品、石鏃や石包丁などの石器、骨角器、卜骨などの祭祀遺物、炭化米、種子、獣骨類など多種多様な遺物、さらには銅鐸の鋳型などの鋳造関係遺物、褐鉄鉱容器に入ったヒスイ製勾玉、楼閣が描かれた絵画土器など特殊な遺物も出土している。これらの遺構・遺物から本遺跡は、近畿地方の盟主的な集落と考えられている。
展示品は、唐古・鍵考古学ミュージアムに展示している。」
(田原本町web siteより引用)

◎銅鐸形土製品(田原本町唐古・鍵遺跡:弥生時代後期(1世紀):奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵:重要文化財)

銅鐸形土製品(田原本町唐古・鍵遺跡:弥生時代後期(1世紀):奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵:重要文化財)

◎唐古・鍵遺跡復元楼閣

復元楼閣

◎唐古・鍵遺跡大型建物跡
柱跡にケヤキ柱が残されていた

唐古・鍵遺跡大型建物跡

★唐古・鍵遺跡ミュージアム
奈良県磯城郡田原本町阪手233-1 田原本青垣生涯学習センター2階
「唐古・鍵考古学ミュージアムは、日本を代表する弥生時代の環濠集落である唐古・鍵遺跡の考古資料を中心に展示しています。唐古・鍵遺跡から出土した豊富な実物資料をもとに、約2,000年前の弥生時代の生活文化を知ることができます。
考古資料を展示するだけではなく、「考古学」という学問を通して、弥生時代の情報発信の基地としての役割を担っていきます。」
(田原本町web siteより引用)

◎絵画土器(楼閣/壷)(唐古・鍵遺跡:弥生時代中期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

絵画土器(楼閣/壷)(唐古・鍵遺跡:弥生時代中期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

◎鶏頭形土製品(唐古・鍵遺跡:弥生時代後期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

鶏頭形土製品(唐古・鍵遺跡:弥生時代後期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

◎ヒスイ製勾玉(唐古・鍵遺跡:弥生時代中期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

ヒスイ製勾玉(唐古・鍵遺跡:弥生時代中期:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

◎馬と馬曳きの埴輪(笹鉢山2号墳:古墳時代:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

馬と馬曳きの埴輪(笹鉢山2号墳:古墳時代:唐古・鍵考古学ミュージアム蔵)

※今回のお土産
かわいいシールを頂きました!

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