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まつもと市民芸術館プロデュース『殿様と私』(ネタバレあり)
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◎ まつもと市民芸術館プロデュース『殿様と私』
【公演日】2025.2.16(土) 13:00
【会場】まつもと市民芸術館小ホール
【出演】升毅/水夏希/久保田秀敏/平体まひろ/武居卓/喜多アレクサンダー/水野あや/松村武
【作・演出】マキノノゾミ
【装置】奥村泰彦
【照明】中川隆一
【音響】内藤博司
【衣裳】三大寺志保美
【ヘアメイク】西川直子
【演出助手】郷田拓実
【舞台監督】矢島健
【プロデューサー】小川知子
【主催】一般財団法人松本市芸術文化振興財団
【後援】松本市、松本市教育委員会
【企画制作】まつもと市民芸術館
(以下、公式web siteより引用)
「升毅、水夏希、松村武らがマキノノゾミの傑作戯曲に挑む!
名作『王様と私』を下敷きにしたウェルメイド・コメディ上演決定!!
俳優・脚本家・演出家として幅広く活動するマキノノゾミが文学座に書き下ろし、2007年に初演された『殿様と私』の松本・大阪での上演が決定しました。
本作は名作『王様と私』を下敷きにしたウェルメイド作品。08年に第15回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞し、高い評価を得ている傑作コメディです。
マキノノゾミは『MOTHER』、『東京原子核クラブ』、『赤シャツ』などで多くの演劇賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『まんてん』の脚本でも注目を集めたほか、近年も『魔界転生』、『西遊記』といった話題作の脚本も手掛け、22年には紫綬褒章を受賞するなど、日本の演劇界をけん引している一人。
演劇、音楽、伝統芸能に加えて芸術監督団による企画公演の開催など、芸術文化の街としてもますますの盛り上がりを見せる松本で、マキノ自身が演出を手掛け、じっくりと滞在制作を行います。」
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★いやー、捧腹絶倒、泣き笑い、でも社会風刺もあって考えさせられる、エンターテイメントのおいしさの詰まった果実をかじらせてもらった。面白かった!再演してほしいなぁ。全国の皆さんにも観てもらいたいなぁ。
明治のお話だけど、きっと令和の現代のどこかでも同じようなことが起きているような、いや、もうこんなことは起きないのかな?
殿様の変わらない意地を張っていると見せて、もしかすると登場人物の中で一番、変化を受容しようという姿勢を持っているような人物像が愛おしい。傑作だった。ブラボー!