1000日チャレンジ 497日目 山種美術館「水のかたち―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―」を観て②奥村土牛『鳴門』
ゴールまで503日
★BMI:24.2
★先日、東京・広尾にある山種美術館で開催中の『【特別展】水のかたち―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで― 特集展示:日本画に描かれた源平の世界』を観てきたので、印象の残った作品について書いておきたい。
◎【特別展】水のかたち―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで― 特集展示:日本画に描かれた源平の世界;本展は、水をテーマに、海辺を舞台とし江戸時代に描かれた《源平合戦図》や歌川広重の名所絵、川端龍子、千住博など日本の画家の作品を特集した展示となっている。
★山種美術館;山種美術館は、山種証券(現SMBC日興証券)創業者の山崎種二氏の個人コレクションをもとに、1966(昭和41)に日本初の日本画専門美術館として開館。その後、安宅コレクションの一部を買い入れるなどして、場所は、千代田区三番町を経て、2009年から現在の渋谷区広尾に移りながら日本画のコレクションの展示を続けている。
◎奥村土牛『鳴門』;19-20世紀日本の画家・奥村土牛が、1959年に描いた作品(山種美術館蔵)。
◎今回、鳴門の渦潮を描いた作品が2点。両方とも素晴らしい。まず1作目は奥村土牛の『鳴門』。薄い緑色の海がとてもリアリティを感じさせられる。画面のほとんどは海で、画面上方にわずかに島影が見える。手前の大きな渦に流れ込む潮の流れの勢いが迫ってくる感じが凄い迫力だった。これも本物をみなきゃいけない作品。