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静岡への旅(1)国指定特別史跡 登呂遺跡・静岡市立登呂博物館

登呂遺跡
静岡市駿河区登呂五丁目10番5号
(以下、静岡市web siteより引用)
「昭和18年の軍需工場建設の際、多量の木製品や土器片が出土したため、同年第一次の発掘調査が行なわれました。
戦後間もない昭和22年には考古学・人類学・地質学など各分野の学者が加わった日本で初めての学際的発掘調査が行なわれました。発掘調査により、東西に長い自然堤防上に、12軒の家、2棟の倉庫、井戸、森林の跡や、南側には水田の広がりが見つかりました。そして、昭和27年には、国の特別史跡に指定されました。
遺跡からは、壺・甕などの土器、石器の狩猟漁撈具、木製の農耕具・機織具・日常生活用具、青銅製装身具など、多種多様な生活に関する道具が出土しています。
現在、遺跡内には、復元住居や復元倉庫、赤米など米づくりを行っている復元水田が広がっています。
遺跡に隣接して「静岡市立登呂博物館」があり、1階は参加体験型展示、2階は登呂遺跡の考古資料の展示がなされています。
平成11年度より5カ年計画で再発掘調査が始まり、毎年夏~秋に調査が実施されました。この再発掘調査の成果をもとに平成18年度から平成23年度まで、登呂遺跡の再整備工事を行いました。
また、平成28年8月17日には、「弥生時代の生業や集落の実態を、初めて学界に提示した遺跡からの出土品であり、また、戦前から戦後まもなくにかけての日本考古学の研究史を語るうえで欠かせない資料でもあり、その学術的価値は高い」と評価され、出土品のうち775点が重要文化財に指定されました。」

★約50年ぶりの訪問となった。平成の再発掘前のことだったので、遺跡公園の復元住居などはすべて刷新されている(以前の住居と倉庫も保存されている)。日本で初めて発掘された大規模な弥生時代の水田跡や、そこで使われていた木製品の数々が素晴らしい。小学生の時に見たときのあのわくわくが蘇って、あの頃の考古学への興味の芽生えを思い出した。

◎住居(復元)

住居(復元)

◎高床倉庫(復元)

高床倉庫(復元)

◎祭殿(復元)

祭殿(復元)

静岡市立登呂博物館 常設展
(以下、公式web siteより引用)
「2000年前の道具から、弥生時代の暮らしが浮かび上がる。
「登呂ムラと稲作」と「登呂遺跡の記憶(登呂遺跡の歴史)」を主なテーマに、登呂遺跡から発掘された出土品等が展示されています。平成28年(2016年)8月に国の重要文化財に指定された出土品775点のうちの約200点をはじめ、全400点ほどの資料を展示し、遺跡の概要や調査の歴史をわかりやすく伝えています。」

◎登呂遺跡ジオラマ

登呂遺跡ジオラマ

◎横鍬(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

横鍬(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

◎横鍬(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

横鍬(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

◎田下駄(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

田下駄(重要文化財:弥生時代後期:登呂博物館蔵)

※今回のお土産
博物館ガイドブック、高床式倉模型

博物館ガイドブック、高床式倉模型


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