1000日チャレンジ 422日目『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』Day19 19世紀美術ー1765~1840年のロマン主義⑥アングル
ゴールまで578日
★BMI:24.2
★原著『A Degree in a Book: Art History: Everything You Need to Know to Master the Subject - in One Book!』(John Finlay著;Arcturus ;2020年)、日本語版『1冊で学位 芸術史~大学で学ぶ知識がこの1冊で身につく』(上野 正道監修;ニュートンプレス;2021年)を読みながら、英語で美術史を学んでいく。取り上げられている作品の中から、気になったもの、好きなものをピックアップして紹介していきたい。分厚い本なので、気長にゆっくり進めていく。
◎『グランド・オダリスク』(18-19世紀フランスの画家 ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres、1780 - 1867))が1814年に描いた作品。ルーブル美術館蔵。
オダリスクとは、フランス語で「後宮(ハーレム)に使える女性」を意味する言葉。古くはモーツアルトの時代から続く、オリエントの固定されたイメージである意味、ヨーロッパ人が作り出した虚構の世界。一種のファンタジーであったと著者は指摘する。
アングルはドラクロワらのロマン主義とは異なり、古典を見直し、ラファエロを好み、古代ギリシアの時代のように理想的な人物像を描いた。この作品では不自然にのびた下半身や体のひねりが、当時の批評家たちからの批判の的となった。とはいえ、彼の描く理想的な姿とオリエンタリズムがあいまって、やがてフランスのサロンの中心的な画家として、新古典主義を牽引する存在となった。
★milieu;(フランス語)環境、imperalist;帝国主義者、racist;人種差別主義者(racism;the unfair treatment of people who belong to a different race; violent behavior toward them)、censorious;非常に批判的な(tending to criticize people or things a lot)
(原著 Chapter9 p.194-197)
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