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京都への旅(1)嵯峨嵐山文華館 「アイラブ百人一首」

アイラブ百人一首
【会期】2025年02月01日(土) - 2025年04月13日(日)
【会場】嵯峨嵐山文華館(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
【主催】嵯峨嵐山文華館/福田美術館
【後援】京都府、京都市、京都市教育委員会、京都商工会議所
(以下、公式web siteより引用)
「百人一首は、和歌の名手・藤原定家が飛鳥時代から鎌倉時代までの百人の優れた歌人による和歌を一首ずつ集めたものです。当館の近くに位置した、小倉山の別荘で和歌を撰んだことに因み「小倉百人一首」とも呼ばれるようになりました。歌人百人の感性がきらめくこれらの和歌は、現代においてもなお親しみをこめて口ずさまれる、古の「名曲ベスト100」のような存在です。
本展覧会では、百人一首に詠まれた景物や情景を思い起こすような、近世から近代にかけて描かれた日本画の数々を展示いたします。」

※嵯峨嵐山文華館:2006年に百人一首専門ミュージアムとして誕生した「小倉百人一首殿堂 時雨殿」が2018年に「嵯峨嵐山文華館」としてリニューアルオープンしたもの。運営する小倉百人一首文化財団は、京都商工会議所120周年記念事業の一環として、平成15年11月に設立されている。時雨殿は当時の理事長の任天堂元社長・山内溥が私財を投じて建設、リニューアル時には、当時の理事長でアイフル創業者の福田吉孝が私財を投じて建設している。

★今年は百人一首の勉強が一つのテーマ。と言うことで、初めて嵯峨嵐山文華館へ。全首の”立体絵札”が可愛くて最高!全部家に持って帰って飾りたい。百人一首の歴史、百人一種をテーマにした絵画など、コンパクトにまとまっていてわかりやすい展示も素晴らしい。窓の外には大堰川(桂川)がすぐそこに見える2階は、畳敷きの大広間が展示室になっている。ここでは百人一首の大会も開かれるらしい。念願の嵯峨嵐山文華館、大満足。

◎百人一首かるた 97. 権中納言定家(17-19世紀)(嵯峨嵐山文華館蔵)「来ぬ人を 松帆の浦の 夕凪に 焼くやもしほの 身もこがれつつ」

権中納言定家(17-19世紀)(嵯峨嵐山文華館蔵)

◎加山又造「おぼろ」(1986年:福田美術館蔵)

加山又造「おぼろ」(1986年:福田美術館蔵)

◎2. 持統天皇「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の衣 干すてふ 天の香具山」

持統天皇

◎9. 小野小町「花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに」

小野小町

◎10. 蝉丸「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」

蝉丸

◎57. 紫式部「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな」

紫式部

◎横山大観「旭波碧松」(20世紀:福田美術館蔵)
76. 法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠通)「わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波」

横山大観「旭波碧松」(20世紀:福田美術館蔵)

◎上村松園「月可希」(20世紀:福田美術館蔵)
59. 赤染衛門「やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて 傾(かたぶ)くまでの 月を見しかな」

上村松園「月可希」(20世紀:福田美術館蔵)

◎横山大観「海岸日月」(明治40年頃:福田美術館蔵)
18. 藤原敏行朝臣「住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路(ぢ) 人目(ひとめ)よくらむ」

横山大観「海岸日月」(明治40年頃:福田美術館蔵)

※今回のお土産
百人一首絵札絵葉書、竹しおり

百人一首絵札絵葉書、竹しおり

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