1000日チャレンジ 464日目 『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(7)「Cut with the Kitchen Knife Dada Through the Last Weimar Beer-Belly Cultural Epoch of Germany」(Hannah Höch)
ゴールまで536日
★BMI:24.5
★Susie Hodge著/Frances Lincoln(2022年)『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(電子書籍版)
(7)「Cut with the Kitchen Knife Dada Through the Last Weimar Beer-Belly Cultural Epoch of Germany」(Hannah Höch);19-20世紀ドイツの画家Hannah Höchが1919-1920年に制作したコラージュ作品(Nationalgalerie, Staatliche Museen, Berlin蔵)
☆the Dada movement;ダダ運動:反美学的姿勢、既成の価値観の否定などを特色とする20世紀前半の芸術運動。「反芸術」を掲げ、自分たちが生きる時代について真実の認識と批判を行う機会をもたらすことを目指した。マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、フランシス・ピカピアなどが参加した。
★enlighten;啓発する、male-dominated;男性支配の、undermine;弱体化させる、perception;知覚、disorienting;方向感覚を失わせる、beneath;下に、assumption;思い込み
◎ハンナ・ヘーヒはドイツにおける伝統的な価値観に対抗する芸術運動・ダダに参加した唯一の女性アーティストとされる。フォトモンタージュの手法を生み出した一人。大量生産されるものから制作することから、既成のアート界を風刺する意図があった。この作品は写真の断片を切り貼りして、無秩序ながら意図的に構成した画面になっている。下部には”ダダイストたち”の文字も。女性のアーティストの写真も使われている。女性に対する固定観念への対抗の意図も込められている。
◎この作家もはじめましての方。フォトモンタージュの先駆者ということだが、無秩序というよりは、整然と一見意味がないように配置されているが、主張したいものはある、というのがこの作品の紹介としてはふさわしいような気がした。
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