見出し画像

1000日チャレンジ 568日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(5. When Worlds Collide)

ゴールまで432日

★BMI:24.0

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強してみたい。
5. When Worlds Collide 
(要約)
この章では、アメリカ大陸がどのようにしてヨーロッパ人によって征服されていったかが描かれている。コロンブスの北米到達は、動植物が大陸を超えて広がるきっかけとなった。一部の植物は、ヒトやモノとともにヨーロッパからアメリカへアメリカからヨーロッパへ移動したし、栽培や畜産のために運ばれたものもある。タンポポやレモン、オレンジ、バナナやイチジクはアメリカ大陸にはなかったし、メロンやラディッシュ、玉ねぎもヨーロッパから持ち込まれた。一方、トマトやトウモロコシはアメリカからヨーロッパに運ばれたものだった。しかし、中南米にとって深刻な影響を及ぼしたのは病原菌の侵入だった。ヨーロッパ人を長年苦しめてきた天然痘などの病原菌で、先住民の5,000万人~9,000万人が死亡したとみられている。このことがスペインによる征服を後押しすることになった。一方、北米への進出は少し遅れることになったが、やはり北米の先住民たちもヨーロッパの征服者との激しい闘いの中で病原菌にも悩まされた。先住民の人口減少により、野生動物の数が16世紀に増加したとの説もある。いずれにしても、この戦闘や病原菌の影響により、アメリカ大陸の様相は大きく変化した。

★immense;計り知れない、consequence;結果、astonished;びっくりした、torment;ひどく苦しめる、痛めつける、typhoid;腸チフス、skyscraper;摩天楼

この章は、人々の大陸間の移動がもたらした効果について述べられている。とくに病原菌は、最近の世界の状況にもつながることが、この頃始まったことを示している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?