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1000日チャレンジ 691日目 三菱一号館美術館「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」②月岡芳年
ゴールまで309日
★BMI:24.6
◎先日、三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」展を観たので記録に残しておきたい。
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◎開催概要
【会期】2023年2月25日(土) 〜 4月9日(日)
【会場】三菱一号館美術館
【主催】三菱一号館美術館、毎日新聞社
【協賛】DNP大日本印刷
【特別協力】浅井コレクション
★(以下、オフィシャルサイトから転載)
「落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。人生半ばの30代で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレクションを中心に振り返ります。」
◎月岡芳年『郵便報知新聞第四百二十五号』(明治8年4月;毎日新聞社新屋文庫蔵)
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★この展覧会では、芳年の作品としては、武者絵がたくさん展示されていた。デザイン的にもしゃれた感じのものも多かった。上の作品は、新聞錦絵の一枚。非合法の売春宿が摘発されたというニュース。その場で見たわけではないだろうに、まるで歌舞伎の一場面を描くがごとく臨場感たっぷりに描かれている。確かに、これはヒットするだろうなという絵だった。
(下のリンクは国立国会図書館のアーカイブから、同じ作品↓)