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菅原道真公ゆかりの地を訪ねる 谷保天満宮
谷保天満宮
東京都国立市谷保5209
「甲州街道南側にある。祭神は菅原道真。旧府社。江戸時代に成立したとみられる当宮蔵の「安楽寺記」「安楽寺旧記」「天満宮略縁記」によると、延喜元年(九〇一)菅原道真が九州大宰府に左遷されたとき、道真の三男三郎道武も武蔵国に配流され、分倍ぶばい庄栗原くりはら郷の津戸貞盛(本貫地は現埼玉県行田市下忍角戸と推定される)の館に保護された。その後道武は父の死を悼んで道真の坐像を彫り、本宿ほんしゆく(現府中市)の川の中洲(天神島)に小祠を祀って安置した。これが当宮の前身とされ、養和元年(一一八一)道武の子孫で法然門弟の津戸為守が霊夢により天神てんじん島から現在地へ移したという。江戸時代には上谷保かみやぼ村・下谷保村の鎮守。寛永年間(一六二四―四四)に本殿が造営されたとされる。」(平凡社「日本歴史地名大系」より引用)
★谷保天満宮は、関東三大天神の一つに数えられる国立にある東日本で最古の天満宮だそう。JR南武線・谷保駅から甲州街道を超えたところに鳥居があり、そこから階段で下がったところに拝殿・本殿があるというちょっと珍しい構造。そのせいか、鎮守の森と呼ぶにふさわしい静かな境内が清々しい。
◎本殿(市指定有形文化財・建造物)
三間社流造。1749年建造。
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◎拝殿(市指定有形文化財・建造物)
入母屋造り。1851年建造。
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◎座牛
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◎臥牛(撫牛)
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◎筆塚
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◎梅林
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※今回の授かりもの
学業御守、御神筆
「久方の月の桂も折るばかり家の風をも吹かせてしがな」菅原道真母
※「月の桂も折る」⇒漢語「折桂」
「せっ‐けい【折×桂】
1 《「桂かつらを折る」「桂林けいりんの一枝いっし」などの故事から》昔、中国で、科挙に合格すること。唐以降は、進士の試験に首席で合格すること。
2 日本の律令制で、官吏登用試験の策試に合格すること。」(小学館デジタル大辞泉より引用)
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これまでの2025年天満宮巡り