1000日チャレンジ 397日目 SOMPO美術館『シダネルとマルタン展』(3)おまけ(ゴッホのひまわり)
ゴールまで603日
★BMI:24.3
★先日、東京新宿のSOMPO美術館で開催されている『シダネルとマルタン展』に行った際に、久しぶりに所蔵品であるゴッホの『ひまわり』を観たので改めて感想を書いておくことにした。
SOMPO美術館は、2020年に「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」から名前も変わってリニューアル・オープンして、場所も損保ジャパンビルの42Fから、新たに新宿駅寄りの敷地内に建設された美術館棟に移った。以前はエレベーター待ちもしなければいけなかったが、新宿駅からのアクセスはよくなったように思う。以前は、企画展の最後のところで、東郷青児やグランマ・モーゼスなど所蔵品を少し見ることができたが、今回は「ひまわり」のみ見ることができた。これからも、そうなのかな?少しづつでも見られるようにして欲しいなぁ。
◎『ひまわり』(フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh、1853 - 1890)、1888年、SOMPO美術館所蔵)1987年にオークションで当時の安田火災が53億円で購入したもの。ゴッホが、ひまわりのみを描いた作品は少なくとも7つある。この作品は、1888年にアルルでゴーギャンと共同生活をしていた時期に描かれたものとされている。以前は、少し奥まったところに展示されていたからか、今回、まじかで見ると、こんなに大きかったかという印象で、迫力があった。おおざっぱに見ると画面全体が黄色なのだが、じっくり観察すると、実に細かく異なる黄色で描き分けられているのがわかる。この絵を描いた後、耳切り事件を起こすことになる。2年後、息を引き取ったゴッホの棺には、ひまわりの花や他の黄色い花が入れられたという。なぜ、ゴッホが好んでこの花を描いたのか、ゴーギャンが好きだったからとか、ゴーギャンが来る頃にちょうど咲く花だったからなど、いくつかの説があるが、色彩の描き分けを試す意味でも絶好の題材だったからではないかと、この絵を見て思った。