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九州への旅(2)五郎山古墳・五郎山古墳館(筑紫野市歴史博物館分館)

◎五郎山古墳・五郎山古墳館
福岡県筑紫野市原田3-9-5
(以下、公式web siteより引用)
「五郎山古墳は、径約35メートルの装飾壁画を持つ円墳です。昭和22(1947)年に発見され、2年後に国の史跡に指定されました。
 壁画は、人物、動物、船、家など多くの具象画で構成されていることが特徴ですが、それが意味するところは、発見から半世紀を経過した現在でも、まだ多くの謎に包まれています。
 古墳は築造された当初の姿に墳丘を復元整備しており、石室内部を観察室から見ることができます。
 五郎山古墳館は、壁画の意味を読み解いていくことを目的とした施設です。壁画を再現した実物大の石室模型は、羨道(せんどう)部分が可動式で開くようになっており、内部が見学しやすくなっています。
 装飾古墳への理解を深めるためご活用ください。」

★九州で多く見つかっている装飾古墳の一つ五郎山古墳を見学した。石室内部は保護のため現在は非公開だが、隣接する古墳館に精巧な実物大模型があった。これがなかなかの優れもの。まず、入り口で行燈のようなものをお借りして、屈みながら羨道へ。そこから先は立って歩ける。前室部分にも小さな壁画が。そして天井の高い玄室には、鮮やかな壁画が見えてきた。うす暗い中での見学は、自分が発掘して入っているような気分になる。いったん、外に出ると今度はスタッフの方が、模型を操作。すると羨道部分から大きく開いて玄室まで明るい中で見学することもできる。模型ではあるが、とても臨場感がある展示。こじんまりとした館で無料でもあるが、とても好感の持てる良い展示だと思った。スタッフの皆さんもとても親切に案内をしてくれた。
ビデオでは、壁画が意味している世界観の解説も観ることができる。船が描かれており、黄泉の国への旅路が表されているのだという説明だった。

※実物大の石室模型内部

羨道(石室入り口部分)から玄室方向を望む
前室部分にも装飾壁画が描かれている
前室の装飾壁画
玄室内装飾壁画全容
装飾壁画(部分)
装飾壁画(部分)
石室内部構造の説明
墳丘全容
石室入口(非公開)


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