山梨県立考古博物館 第41回特別展『縄文時代の不思議な道具』
◎ 縄文時代の不思議な道具
【会期】令和6年9月28日(土曜日)~11月24日(日曜日)
【会場】山梨県立考古博物館
【主催】山梨県立考古博物館
【協力】北杜市教育委員会、南アルプス市教育委員会、釈迦堂遺跡博物館、東京国立博物館、松本市教育委員会、東京都埋蔵文化財センター、国立市教育委員会、さいたま市博物館、さいたま市教育委員会、さきたま史跡の博物館、房総風土記の丘資料館、成田市教育委員会、千葉県立中央博物館、佐倉市教育委員会、明治大学博物館、栃木県立博物館、栃木市教育委員会、安中市、桐生市教育委員会、岐阜県文化財保護センター、高山市教育委員会、山梨県立考古博物館協力会、縄文王国山梨実行委員会
【後援】山梨日日新聞社、山梨放送、テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、株式会社エフエム富士、株式会社エフエム甲府、日本ネットワークサービス、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、山梨新報社、富士観光開発・富士グリーンテックグループ(山梨県曽根丘陵公園指定管理者)
(以下、博物館公式web siteより引用)
「県立考古博物館では第41回特別展「縄文時代の不思議な道具」を開催いたします。
コインサイズのミニチュア土製品、奇妙な形の石器、過剰なほどにデフォルメされた動物や植物を模した土製品、大量に遺棄された産地がバラバラな石棒たち──縄文時代の遺跡では、何に使われたのか、どんな名前でよばれたのか判然としないモノたちがしばしば出土し、わたしたちの好奇心と想像力をかき立ててくれます。
本展では、「これって一体何だろう?」と考えずにはいられない不思議な遺物を一堂に集め、その用途に思いを巡らせながら、縄文の人々の豊かなイマジネーションの世界にせまります。
また、会期中は記念講演会やものづくり教室などの関連イベントを開催いたします。ぜひ本展のご観覧とあわせてご参加ください。
皆様のご来館をお待ちしております。」
★展示のスタートはミニチュア土器類。とにかく可愛い。現代のフィギュアやガチャガチャの景品のような可愛らしさ。ここですっかり今回の展覧会に心を掴まれた。その後も、いわゆる”縄文土器”とは異なる、様々な形の土の作り物がたくさん展示されている。当時の人たちの工夫と、遊び心に触れられたような気がした。特別展の後は常設展示室で、土偶のいっちゃん(複製品)とご対面。女子校生くらいの3人組の1人が、「これ私の推しなの~」と他の2人に紹介していた。刀剣のようにゲームやアニメにはなっていないと思うが、土偶にも推しがいるのね。日本の考古学の未来は明るい。
◎ミニュチュア土器類(酒呑場遺跡:縄文時代中期:山梨県立考古博物館蔵)
◎三角柱形土製品(郷蔵地遺跡:縄文時代中期:山梨県立考古博物館蔵)
◎異形石器(酒呑場遺跡/甲ッ原遺跡:縄文前期:山梨県立考古博物館蔵)
◎土偶(複製)(金生遺跡:縄文晩期:山梨県立考古博物館蔵)
◎注口土器(複製)(金生遺跡:縄文晩期:山梨県立考古博物館蔵)
◎釣手土器(安道寺遺跡:縄文中期:山梨県立考古博物館蔵)
◎土鈴(酒呑場遺跡:縄文時代中期:山梨県立考古博物館蔵)
※以下、常設展示室より
◎一の沢遺跡出土品、酒呑場遺跡出土品
◎釣手土器
◎考古館のアイドル 土偶のいっちゃん(一の沢遺跡:縄文中期:山梨県立考古博物館蔵)
※今回のお土産
特別展図録(内容充実!1,500円)、三角縁神獣鏡キーホルダー、土偶いっちゃん箸置