★旅の記録★ 大阪古代史の旅②仁徳天皇陵古墳(堺市博物館)
大阪の弥生時代~古墳時代の遺跡・博物館を巡った
★仁徳天皇陵古墳
5世紀に造られた現存する日本最大の古墳。『日本書紀』に記される第16代天皇「仁徳天皇」の墓と伝えられ、「仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(にんとくてんのう もずのみみはらのなかのみささぎ)」として宮内庁が管理しているが、実際の埋葬者が誰であるのかは不明。大山古墳とも呼ばれる。古墳の外周は2,718メートル。古墳の最大長は840メートル。エジプトのクフ王のピラミッドや中国秦の始皇帝墓を超える大きさとも言われる。
この古墳には大小15基(宮内庁管理は12基)の古墳(=陪塚)が存在している。
★堺市博物館
1980年開館。百舌鳥古墳群のほぼ中心にある大仙公園の中にあり、「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」を常設展示している。
仁徳天皇陵でもこのような甲冑が出土しているらしい。
明治時代の記録に基づき仁徳天皇陵の棺の様子を再現したもの。
さすが、鉄砲の街・堺の博物館。近江と堺の鉄砲鍛冶の合作と言われる慶長大火縄銃など堺で作られた鉄砲も多数展示されている。
【感想】
仁徳陵は巨大すぎて、近くでも全体像はわからない。宮内庁管理ということで発掘調査もままならないことから、謎の部分も多い古墳のようだ。周囲には大小さまざまな古墳が点在している。以前、徳島‐大阪間に航空路線があったときには、徳島から伊丹に向かう途中で、これらの古墳が良く見えていたのを思い出した。博物館では宮内庁管理の陵墓からの出土品は撮影禁止。(減るもんじゃないと思うけどなぁ。そもそも本当に天皇陵なのかもよくわからないのだし、しっかり発掘調査してほしいな、と歴史好きとしては思ってしまう。