1000日チャレンジ 743日目 パナソニック汐留美術館 開館20周年記念展「ジョルジュ・ルオー かたち、色、ハーモニー」
ゴールまで257日
★BMI:24.3
◎先日、Panasonic汐留美術館で開催中の開館20周年記念展「ジョルジュ・ルオー かたち、色、ハーモニー」展を観たので、記録を残しておきたい。
【開催期間】2023年4月8日~6月25日
【場所】パナソニック汐留美術館
【主催】パナソニック汐留美術館、NHK、NHKプロモーション
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
【協力】日本航空
【特別協力】ジョルジュ・ルオー財団
(以下、公式web siteより引用)
「19世紀末から20世紀前半のフランスで活躍した、最も革新的な画家のひとり、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。宗教的主題や、晩年の輝くような色彩で描かれた油彩、デフォルメされた親しみやすい人物像は、多くの人を魅了し続けています。本展は、当館開館20周年を記念するルオーの本格的な回顧展です。ルオーが、自身の芸術を語るのに繰り返し用いたことば「かたち、色、ハーモニー」をキーワードに、画家が影響を受けた同時代の芸術や社会の動向、二つの大戦との関係にも触れながら、ルオーの装飾的な造形の魅力に迫ります。
本展には、フランスや国内の美術館より、ルオーの代表作が集結します。パリのポンピドゥー・センターが所蔵する晩年の傑作《かわいい魔術使いの女》や《ホモ・ホミニ・ルプス(人は人にとりて狼なり)》、手紙やルオーの詩など、本邦初公開作品を含む約70点が会場に並びます。日本におけるルオーの最も充実した回顧展のひとつとなることでしょう。」
◎「かわいい魔術使いの女」(ジュルジュ・ルオー;1949年)(ポンピドゥー・センター、パリ/国立近代美術館蔵)
◎「キリストと漁夫たち」(ジュルジュ・ルオー;1947年)(パナソニック汐留美術館)
◎「秋の夜景」(ジュルジュ・ルオー;1952年)(パナソニック汐留美術館)
◎「大木のある風景」(ジュルジュ・ルオー;1946年頃)(ポンピドゥー・センター、パリ/国立近代美術館蔵)
★ジュルジュ・ルオー(Georges Rouault(1871―1958))「フランスの画家。パリ生れ。初めステンド・グラスの職人であったが,1891年パリのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に入り,G.モローに絵画を学ぶ。同門にマティス,マルケらがおり,やがて彼らとともにフォービスムの一翼をになった。このころの作品は,水彩やグアッシュで娼婦や芸人を描いたものが多く,黒,赤,青を基調とする色彩や激しい筆致によって社会に対する怒りや不安が表出されている。のち油彩に移り,ステンド・グラス風の太い黒の線で輪郭を描く特有の重厚な筆触で,宗教画の傑作を数多く残した。」(平凡社百科事典マイペディアより引用)
☆何度か通っている美術館だが、ルオーだけの展覧会には初めて行った。ルオーの厚塗りの油彩画に囲まれると、なかなかの重たさというか、お腹いっぱいな感じ。私の好きな日本の画家・三岸好太郎もルオーの影響で多くの道化の絵を描いているが、黒い太い線や重たい色使いなど、たしかに似ていると思った。描かれる人物がデフォルメされているためか、ファンタジーというか神話というか、そういう世界と現実世界の間に存在する世界のような気もしてきた。