1000日チャレンジ 701日目 練馬区立美術館「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」①
ゴールまで299日
★BMI:24.5
◎先日、練馬区立美術館で開催中の「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」を観てきたので記録しておきたい。
【会期】2023年2月26日(日)~4月16日(日)
【主催】練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
【企画協力】公益財団法人吉野石膏美術振興財団
【特別協力】吉野石膏株式会社
(以下、オフィシャルサイトより引用)「本展では、建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社が長年収集してきた絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有する貴重書のコレクションより、絵画と本との結びつきに注目して選んだ約200点をご紹介します。
アートライブラリーのコレクションにおける大きなテーマは、中世彩飾写本から近代のアーティスト・ブックに至る、ヨーロッパの美しい本の歴史をたどるというものです。なかでも印象派の画家カミーユ・ピサロの息子、リュシアン・ピサロが設立したエラニー・プレスのコレクションは、国内随一を誇ります。加えて吉野石膏コレクションゆかりの日本の画家たちが、どのように出版事業に関わってきたのかを示す資料も収集しています。
本展では同時代の書物と絵画を展覧することで、両分野が関わり合いながら歩んできた歴史を紐解いていきます。」
★時祷書零葉(聖セバスティアヌス受難の場面)
★セバスティアヌス【Sebastianus】(世界大百科事典 第2版より引用)
「3世紀末~4世紀の殉教聖人。生没年不詳。ディオクレティアヌス帝の近衛兵であったが,キリスト教徒であることがわかり,生きた標的として射手たちに矢を射こまれる刑を受けた。しかし寡婦イレネIreneの介抱で奇跡的に快癒し,今度は棒で殴打されて殉教。ローマの下水道に投げ捨てられた死体は後に発見され,カタコンベに埋葬された。美術表現では受刑具の矢が持物で,射手や弩の使い手などの守護聖人。また,中世後期には,神の手から放たれた矢によって発病すると考えられていたペストに対する守護聖人として広く崇敬された。」
◎まだ印刷技術が拡がる前の”中世彩飾写本”の美しさに圧倒された。個人的な祈祷のために作成された時祷書ということだが、これが全て手で書き写されたものだというのが、びっくりする。書き間違えたらどうするんだろう?全部やり直し?とか、いろいろわからないことがあるので、よりいっそう興味を持つようになった。