映画『トラペジウム』 鑑賞記録
【日時】2024年6月22日(土)8:15~10:05
【映画館】ユナイテッド・シネマ としまえん
【原作】高山一実
【監督】篠原正寛
【声の出演】結川あさき/羊宮妃那/上田麗奈/相川遥花/木全翔也(JO1)/久保ユリカ/木野日菜/内村光良(ウッチャンナンチャン)
(ヴァイオリン演奏:越川歩)
(以下、公式web siteからの引用)
「高校1年生の東ゆうは“絶対にアイドルになる”ために、
自らに「4箇条」を課して高校生活を送っている。
1)SNSはやらない
2)彼氏は作らない
3)学校では目立たない
4)東西南北の美少女を仲間にする
半島地域「城州」の東に位置する城州東高校に通うゆうは、
他の3つの方角の高校へと足を運び、かわいい女の子と友達になる計画を進める。
その裏には、「東西南北の美少女を集めてアイドルグループを結成する」という野望があった。
西テクノ工業高等専門学校2年生で、高専ロボコン優勝を目指す“西の星”大河くるみ。
聖南テネリタス女学院2年生で、お蝶夫人に憧れる“南の星“華鳥蘭子。
城州北高校1年生で、ボランティア活動に勤しむ“北の星”亀井美嘉。
ゆうの計画を知り協力する男子高校生・工藤真司のサポートもあり、ゆうは3人の美少女と友達になる。
ロボコン大会や文化祭といった青春のイベントをこなしながら、
ゆうは着々と「東西南北」4人の結束を固めていく。
そんな中、観光客のガイドボランティア・伊丹秀一を手伝う女子高校生たちの活動が注目され、
ゆうたちにテレビ出演のチャンスが舞い込む。
さらに、番組制作会社のAD・古賀萌香との出会いをきっかけに、
ゆうたち4人は徐々に仕事を得て、世の中に知られていく。
そしてついには、「東西南北」のアイドルデビュープロジェクトが始動することになる。
「私が選び抜いたメンバー。私の目に狂いはなかった。
私たちが、東西南北が、本当のアイドルになるために。
私がみんなを、もっともっと輝かせてみせる。」
しかし、夢への階段を登り続けていく中で、
ゆうは〈大きな問題〉に直面することになる――」
【感想】元乃木坂46・高山一実さんが現役アイドル時代に書いた小説が原作。小説を読んでいたので、劇場アニメ化されるということで楽しみにしていた。ほぼ原作に忠実な内容だと思うが、よりコンパクトにまとめられている印象だった。正直、原作を読んだ時には、主人公の自己中心的過ぎる言動に全く感情移入できず、いらっと思う場面も多かった。その印象が映画では緩和され、そのさらに奥にある未熟だけど目標に向かって進む一人の高校生の心の葛藤が浮かび上がって、面白かった。