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年末詣 田無神社

田無神社
東京都西東京市田無町3-7-4
「祭神は大国主命ほか。旧村社。正応年間(一二八八―九三)に田無の谷戸やと宮山に勧請されたといわれる尉殿じようどの権現社が明治五年(一八七二)に改称したもので、同四三年には五つの小社を合祀して現在に至る。尉殿権現社が最初に鎮座した地は田無の谷戸ではなく、旧上保谷かみほうや村地内であったとの説もあるが不詳。現在地に遷宮された時期については、享保一二年(一七二七)の田無村年代記(下田家文書)にみえる正保三年(一六四六)説、明治一二年に田無神社が神奈川県に提出した文書にみられる寛文一〇年(一六七〇)説、「風土記稿」の元禄期(一六八八―一七〇四)説などがある。」(平凡社「日本歴史地名大系」より引用)

★今年も残すところあと数日ということで、年末詣に。西武新宿線田無駅近くの田無神社。予想をはるかに超える数の参拝者がいてびっくり。いつもこうなんだろうか?それも境内にたくさんあるお社に一つ一つ丁寧にお参りしている方がたくさんいて、これにもまたびっくり。正直、ほとんど信仰心の薄い自分などが一緒にお参りして大丈夫か?と思ってしまう。古くから地元に根差した信仰という観点では、とても興味深い。

◎白龍の水
田無神社の境内から汲みだされた神聖な地下水とのこと。五行思想に基づいて祀られている五龍神の一つ白龍。

白龍の水

◎撫龍
龍の頭と玉を撫でると、商売繁盛、運気隆昌に縁起がいいらしい。そこだけつるつるで黒光り!

撫龍

◎大鵬土俵
平成5年度の田無神社五穀豊穣祭を記念して開かれた土俵。毎年わんぱく相撲大会が開催されている。土俵開きには大鵬親方がかかわったとのこと。境内には、他に大鵬親方が植樹した大鵬桜や石碑もある。

大鵬土俵

◎楠木正成公像
楠木正成の子孫が田無神社の分社である尉殿神社近くに移り住み、社を過ごしたという話から石像が祀られるようになったとか。戦時中、出征する若者が像の一部を持っていったことから、このようなお姿になっているらしい。

楠木正成公像

◎子育て犬
木彫りの犬の親子像。多産・安産の犬は、出産に縁起が良いとされ、戌の日に安産祈願をする風習がある。可愛い。

子育て犬

※授与品
お札、干支の土鈴、五龍神のおみくじ(大吉!)

授与品

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