見出し画像

出雲への旅(2)島根県立古代出雲歴史博物館

ほぼ50年ぶりに出雲に旅をした記録

★島根県立古代出雲歴史博物館
島根県出雲市大社町杵築東99番地4
「出雲大社のすぐ東隣に位置する大型のミュージアムで、出雲大社や島根県の歴史や文化を紹介しています。
日本中を驚かせた358本もの荒神谷遺跡の銅剣(国宝)や、1か所からの出土数では全国一の加茂岩倉遺跡の銅鐸39個(国宝)、そして幻とされてきた古の高層神殿を想像させる、出雲大社本殿の巨大な宇豆柱(重要文化財)などを展示しています。
金色に輝く200本以上の銅剣の復元模型や、古代出雲大社本殿の5メートル近い10分の1模型などそのスケールに圧倒されます。
また、『ヤマタノオロチ退治』などの神話を題材にした「神話シアター」では、神話をわかりやすく大迫力の映像でお楽しみいただけます。カフェやミュージアムショップも併設し、小さなお子様から大人まで楽しめるミュージアムです。」(公益社団法人 島根県観光連盟「しまね観光ナビ」web siteから引用)

★”本物のちからはやっぱりすごい!”と思わせてくれる展示。特に、荒神谷遺跡・加茂岩倉遺跡の銅剣・銅鏡の数には圧倒される。この中の1つでもあれば、小さな博物館では超お宝になるようなものが、とにかくたくさん並んでいる。ずっと行きたかった博物館をようやく訪問できた。そのほか、出雲風土記の世界の解説はとても親切だし、出雲大社についての解説も豊富。何度も行きたくなる博物館だった。

◎荒神谷遺跡出土青銅器(国宝)(銅剣358本)
1984年(昭和59)、出雲市斐川町神庭西谷周辺での「荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)」の発掘調査により、銅剣358本が発掘された。当時の日本全国で発見されていた銅剣の数を上回る数の銅剣が一か所から出土し、大きなニュースとなった。

荒神谷遺跡出土青銅器(銅剣)
荒神谷遺跡出土青銅器(銅剣)

◎加茂岩倉遺跡出土銅鐸(国宝)
平成8年、島根県雲南市加茂町岩倉の農道工事現場より、弥生時代中期から後期と思われる大量の銅鐸が出土(一カ所の出土としてはこれまで全国最多の39個が確認)。

加茂岩倉遺跡出土銅鐸
加茂岩倉遺跡出土銅鐸 出土時の再現 (大量の銅鐸が入れ子状態で発見された)
鈕(吊り手)中央に、頭を右にしたウミガメが刻まれた銅鐸(弥生時代:雲南市:加茂岩倉遺跡)

◎「景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)(重要文化財)
雲南市加茂町神原の一辺30~35mの方墳・神原神社古墳の副葬品として発見された銅鏡。「景初三年陳是作」の文字が鋳出されている。景初三年(238)は邪馬台国の女王卑弥呼が魏王から青銅鏡百枚を下賜された年であり、その中の1枚である可能性がある。

景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)
景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)

◎平安時代の出雲大社本殿1/10模型
10世紀に、高さ16丈(約48m)の日本一高大な本殿が存在したという学説に基づく縮尺1/10の模型。中心の柱の直径は3.6m、階段の長さは約110m。

平安時代の出雲大社本殿1/10模型
平安時代の出雲大社本殿1/10模型

※今回のお土産
銅鐸ストラップ、銅剣ストラップ、三角縁神獣鏡型手鏡、博物館展示ガイド

銅鐸ストラップ、銅矛ストラップ、三角縁神獣鏡型手鏡、博物館展示ガイド


いいなと思ったら応援しよう!