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1000日チャレンジ 666日目 東京芸術劇場「博士の愛した数式」観劇記録

ゴールまで334日

★BMI:24.5

◎先日、東京芸術劇場シアターウエストにて公演中の「博士の愛した数式」を観劇したので、記録に残しておきたい。
日時:2023年02月19日 (日) ~02月26日 (日)
会場:東京芸術劇場シアターウエスト
原作:小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫刊)
脚本・演出:加藤拓也
出演:串田和美 安藤聖 井上小百合 近藤隼 草光純太 増子倭文江
演奏:谷川正憲(UNCHAIN)
企画制作:まつもと市民芸術館
主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団

「博士の愛した数式」

(以下、公演オフィシャルサイトから引用)「串田和美が、記憶が80分しかもたない数学博士に挑戦。 脚本・演出は新進気鋭の演出家として注目を集める加藤拓也。欠落や喪失をテーマとした作品を描き続けている芥川賞作家、紫綬褒章も受章している小川洋子が03年に発表し、翌04年第55回読売文学賞を受賞、第1回本屋大賞を受賞したミリオンセラー作品の舞台化。交通事故による脳の損傷をきっかけに、記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者「博士」と、彼の新しい家政婦である「私」と、その息子のぎこちないながらも驚きと歓びに満ちた日々を、美しい数式と共に描いた悲しくも温かな奇跡の愛の物語。「博士」役は、今年80歳を迎えた串田和美、「私」役に、舞台・映像問わず活躍を続け演技には定評のある個性派女優・安藤聖。「ルート」役は、元「乃木坂46」で女優に転身後、幅広く活躍をする井上小百合。脚本・演出を手掛けるのは、気鋭の演出家として注目を集める、「劇団た組」の加藤拓也の大注目の本作!ご期待ください。」

◎優しくて穏やかな時間が劇場に流れていた。博士の記憶の時間にあわせてか、上演時間80分の短い芝居。ギターの生演奏が舞台上を作品の世界として、現実空間から分けてくれているよう。
家政婦役の安藤聖さん。とても自然で博士と息子を見る目が、本当に優しい。すばらしい演技でした。
ルート君少年役の井上小百合さん。男子の役だけど、そのことを強く意識せずに力みすぎな演技が素敵でした。
私は、松本のまつもと市民芸術館が好きで、お芝居を観るためだけに何度も訪れている。今回はこの作品の松本公演は日程が合わず、行くことができなかったため、池袋で観劇した。でも、この芝居は、松本で観れば、もっと素敵な体験になっていたようにも思う。劇場を一歩出れば、大きなターミナル駅の地下空間という環境ではなく、ゆっくりと観劇の余韻にひたれれば尚よかったかなと。


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