ひとりの同志
投資のことでお世話になっている
インフルエンサーさんが
子育てにお疲れのようだった。
たまたまDMをする機会があり、
ワンオペ育児をするインフルエンサーさんの苦悩が垣間見えた。
美容師の娘は独身だけど、
子育て中のお客様やスタッフさんと
子育ての話になるらしく、
みんな子育てが大変そう、とよく言う。
いつの時代も子育て中は、
しんどいことがたくさんある。
私は娘たちが成人を越え
ひと段落したけれど、
忙しかったときのことは、
いつでも思い出すことができる。
娘たちの身支度を手伝い、
夫のお弁当を作り、
自分も仕事をする。
なんでもかんでもうまくやろうとしていた。
時間には限りがあるから、
その当時、高級品だったドラム式洗濯機や食洗機、ルンバなど
ありとあらゆるハイテク家電を
手当たり次第、導入していた。
娘は家庭科で上から洗濯物を入れる洗濯機を知らない、と言ったら
お金持ちと思われたらしい。
ワンオペ育児って簡単に言うけど、
やっぱり一人で子育てするのはしんどい。
私の子育て中、夫はというと働きながら学位を取得していて
私は正真正銘のワンオペ育児だった。
それでも私には一緒に子育てした「同志」がいた。
私はその人に娘たちのおむつ外しのタイミングを
教えてもらった。
保育士だったその人は
娘たちをよく観察してくれていて、
子育て初心者の私にそれとなくおむつ外しはそろそろよ、と
教えてくれた。
そのときから25年。
住まいは離れ、遠くなったけど、
今も同志は私に会いに来てくれる。
私にとって、ひとりだけの大切な「同志」。
たぶん、誰にでもひとりだけなら
同志がみつかるんじゃないかと思う。
子育てはワンオペじゃないほうがいい。
ひとりでいい、同志を探してみて欲しい。