【人見知りなあなたへ】口下手コミュ障でも初対面の人に気に入られるようになる会話テクニック5選
ども、ゆるふわメンタリスト(@smzyuskmental)です。
前の『科学的にめちゃ当たる性格占い』でも話しましたが、僕は結構な人見知りです。だもんで、人付き合いのコストが重く感じちゃうタイプなんですよね。
で、人見知りの人は共感してくれると思うのですが、人見知りってパーティーやオフ会に行っても、特定の個人と仲良くなるのが難しいんですよ。なんとなくその場の雰囲気に合わせることは出来るけど、その後関係が続くようになるってなると難しかったりするわけです。
しかし、せっかく人と会うならば、誰か仲の良い友人のひとりくらいは欲しいところ。
では、人見知りの僕らはどうやったらオフ会で友達を作ることができるのでしょうか。
それを教えてくれるのがこの本。
毎度おなじみ、内藤誼人さんの『人たらしのブラック交際術』。
この本では、心理学の実験をもとにした他人に好感を持ってもらえるコミュニケーションテクニックが、約60個ほど紹介されています。
書いてあること自体に真新しいことはあまり無いですが、他人に好かれる方法が小テク集的な感じで読みやすく書かれているので、本屋で見かけたらペラッと立ち読みしてみると面白いかもです。
で、今回は、こちらの本の中より面白かった心理テクニックを5つほど紹介。
『根本的に他人とコミュニケーションを取るのがだるい、けど、人と仲良くはなりたい』
『今日の飲み会は是非とも先輩に気に入られたい!』
という方は何かヒントが見つかるかもしれません。
それではGO!
【第5位】
やっぱり『おうむ返し』
定番っちゃ定番ですけど、確実に押さえておきたいのは『おうむ返し』。例えば、相手が『僕学生の頃、甲子園出たことあるんですよ〜』と言ったら『へ〜!甲子園出たことあるんですか!』と、相手の言ったことを繰り返すやつですね。
この『おうむ返し』が親密度を高めるのに有効な事はかなり有名でして、影響力の武器でも効果を証明する実験が紹介されたりしています。実際に本書で紹介されているラドバウド大学の研究でも
・まず、サクラの女性に、道ゆく歩行者に対して『こんにちは、この駅の場所ってわかりますか?』と声をかけさせる。
・歩行者が道を説明してくれている最中に、『おうむ返し』をした場合(ex,『なるほど、xxの見える交差点を右ですね』)と、しなかった場合(ex,『はい、オッケーです』だけ)の2パターンを試す。
・道を説明してもらい終わったら、『すみませんが、私を駅まで連れてってもらえませんか?』と尋ねてみる。
・結果、実際に駅まで案内してくれた歩行者は
おうむ返し無しの時→約40%
おうむ返し有りの時→約75%
だった。
みたいなことがわかっているそうです。要は、相手の言ったことを復唱することで、『この人は自分の話をちゃんと聞いてくれてるんだな感』が出ることで、相手が自分に対して親切になったわけですね。
そんなわけあって『会話はおうむ返ししましょー』っていうのはよく言われるわけですが、問題は、実際のコミュニケーションの中で自分の話に熱中しすぎて、おうむ返しを忘れてしまうこと。
例えば、相手の話に対して「そうなんですねー。。。(沈黙)」とおうむ返しをせずに会話が途切れたり。また、本来はおうむ返しすべきところを、相手の話を遮って『あーそれわかる!俺もさ〜』と、相手の話そっちのけで自分の話ばかりしたり。
つまり、いわゆる『知ってるけど使えていない』って事がたまに起こっているわけです。
そんなわけで、『当たり前っちゃ当たり前だけど、実践するのはもっと大切だよね』ということで『おうむ返し』をランクインしておきました。
会話を続けること自体が苦手って人は、とりあえずこの『おうむ返し』を意識するだけで会話が尽きにくくなりますんで、覚えておくと何かと楽であります。
さらに詳しい説明や具体例は、note『マッチングアプリの教科書』のコミュニケーション編で解説しておりますので、良かったらご一緒にどうぞー。
【第4位】
ジェスチャーを使ってコミュニケーションを取る
『おうむ返しをしてるのはいいんだけど、イマイチ相手がノッてこないな〜』って人は、『ジェスチャー』を使うようにしてみましょう。
正確にいうと、『リアクションを大きく』してみてください。
というのも、相手の話に対するリアクションを大きくすると、『自分の話に興味持ってくれてる』っぽく思ってもらえるんですよ。
実際にこれは心理学で『態度表現効果』と呼ばれているらしく。人は具体的なジェスチャーやボディランゲージを交えて態度を表現されると、その相手に好感を抱きやすいんですね。
また、テキサス・クリスチャン大学のシェリル・テイラーさんの行なった実験では
指でOKサインを作るジェスチャーや、両手の親指を立てるジェスチャをする人の方が、そういったジェスチャーを使わない人よりも、好印象を与える
という事が確認されているようです。
つまり、ジェスチャーを使ってリアクションを大きく見せる事で、自分に興味を持ってるっぽい印象を与える事ができ、『好意の返報性』的な効果が働くわけです。
ですので例えば、お土産をもらった時は、口で「ありがとうございます!」と言うだけでなく、目を見開いて手で口を隠しながら『えー!ありがとうございます!』と言うと好かれやすい、という事ですね。
んまぁあまり大げさにやりすぎるとわざとらしいって思われることもありますが、基本的に感情はオーバーに表現するくらいでちょうどいいので、喜びはジェスチャーを交えて表現する、と意識しておくと良しです。(特に男性)
【第3位】
一緒に写真を撮る
『キャラが薄くて、なかなか人の印象に残らないんだよねー』という人は、相手にツーショットの写真を撮ってもらいましょう。
というのも、一緒に写真を撮ると
①写真を撮るときに強制的に物理的な距離が縮まるので、親近感が増す。
②数日後に写真を見たときに自分を思い出してもらえる
あたりのメリットを得られるんですね。
実際に、アルバータ大学のマーク・バーゲスさんが行なった実験でも
・被験者にペアになってもらい(性別はランダム)、一緒にツーショットの写真を撮らせると、被験者はペアの相手に対して、写真を撮る前よりも『魅力的で』『親近感があり』『友好的だ』と感じるようになった。
みたいなことがわかってるそうなんですな。
だから例えば、飲み会であれば、そろそろ終盤かなというタイミングで『インスタに載せたいので一緒に写真撮りたいですー!!』と理由をつけて頼んでみると良さそうですね。
また、
『良かったら一緒に写真撮ってもいいですか!』
『いいですよ』
『やったー!(喜びのジェスチャー付き)』
と相手に興味を持ってる感じで頼んでみるのもアリであります。
ともかく、相手に気に入られたい時は、二人だけで映った写真を残すように意識してみましょう。
【第2位】
それでも会話が苦手な人は全力で飯を頬張る
とは言っても、『そもそも会話自体が苦手なんですよ!』という方もいると思いますが、そういう方は『出された飯を全力で食う』なんていう作戦も有効です。
これはトロント大学のチュリア・レオン教授の行なった実験なのですが、この実験では数名の被験者(うち1人はサクラ)を部屋に集め、全員で一緒にピザを食べながら雑談をしてもらいます。そしてしばらくした後に、被験者に対して『他の参加者に対する印象を評価してください』というお願いをし、サクラがどう評価されたのか、を調べました。
そして、この実験では、『サクラがピザをめちゃめちゃ食う』場合と、『サクラがピザをあまり食べない』場合の2パターンを比べました。
つまりは、『食べっぷりがいい人は好かれるのではないか?』という事を調べてみたわけですね。
で、その結果どうなったかというと
・ピザをムシャムシャ食べた方のサクラは、そうでないサクラに比べて、『より好意を抱かれ』『この人と一緒にいたい』と思われる事が多かった。
こうなったらしいんですよ。
つまり、喋りに自信がない人は、飯をムシャムシャ頬張る事で周りに好印象を与えられるという事です。笑
まぁ確かに、どうせご飯を食べるなら、食の細い人よりも、美味しそうガブガブ食べる人と一緒の方が楽しいですからね。コミュ障は飯にガブ付きましょう。
【第1位】
お互いにニックネームを付け合う
『会話はそれなりに盛り上がるっちゃ盛り上がるんだけど、なかなか次に繋がらない』という人は、『ニックネームで呼び合う』を意識してみてください。
まぁ考えれば当然ではありますが、ニックネームで呼び合うと親近感が湧きます。
例えば、相手が山田さんだったら『やまちゃん』と呼んでみたり、その場でオリジナルのニックネームをつけてみたりする感じですね。また、自分の名前も同様に、なんでもいいのでニックネームをつけてもらいましょう。(ちなみに僕は『ゆるちゃんねw』と言われてなんだか親近感(?)を抱いた記憶があります)
また、『どうやって切り出せばいいのかわからないよ』という場合には、少し打ち解けてきたタイミングで
「さん付けってなんだか距離感ありますよね〜」
的な感じでほのめかす事で、自然な流れでニックネームトークに派生できると思います。
で、ここまでの『ニックネームで呼び合うと距離が縮まる』ってのは当たり前の話なんですが、ここからが面白いんですよ。
というのも、ニックネームで呼び合っていると、親密度が高くなるだけでなく、なんと、『第三者にも好かれる』ってことが分かっているんですね。
これはのクレムソン大学のマイケル・イングリッシュ教授の行なった実験なのですが、この実験では、被験者の学生に30名ぶんの男性の自己紹介文を読んでもらい、それぞれの人に対する印象の評価をしてもらいます。
そして、この実験では、男性の自己紹介文の中の『名前』の部分を、『本名(本書ではサミュエルやティモシー)』にした場合と、『ニックネーム(サムやティム的な)』で表記した場合を比べてみました。
するとその結果、
男性の名前がニックネームで紹介されていた場合、そうでない場合に比べて、その男性は
『この人は人気がありそう』
『この人は陽気な性格だ』
と、より好意的に評価される事がわかった。
んだそう。
つまり、ニックネームで呼び合う事で、
①話している相手との親密度も上がるし
②周りに与える自分の印象も良くなるし
③話し相手の印象まで良くなっちゃう
という事で、いわゆる一石三鳥!ってわけですな。
まとめ
そんなわけで、まとめますと
【5位】定番だけどおうむ返しは有効
【4位】ジェスチャーを交える事で印象が良くなる
【3位】一緒に写真を撮ると記憶に残せる
【2位】会話に自信がない人は飯を頬張れ
【1位】お互いにニックネームで呼び合う事で、関係が深まり、お互いの第三者への評価も上がる
ってな感じでした。
どれも『言われれば当たり前なこと』ではありますが、意識しないと意外と忘れてしまうことも多いよね、ってことでまとめてみました。
すべて今日から使えるテクニックですので、よかったらお試しあれ。
おしまい。
追伸
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参考
1記事あたり、ざっくりとリサーチに4時間、構成に30分、執筆に6時間。合計9時間ほど時間を掛けて執筆しております。 『ためになった!』という方は、サポートをいただけると、次のnoteを執筆するモチベーションになります。 気が向いた方だけで構いません。よろしくお願いします。