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理論と実際の現場

批評家と指導者は分けて考えてください。

別にどっちが良くてどっちが悪いかじゃ無い。
立場が違うし役割が違う。

優れた批評ができる=良い指導者じゃない。
優れた指導者=良い批評ができるわけじゃない。

理論上正しくても現実的に正しいと限らないし
現実的に正しくても必ずしも理論に則ってるわけではない。

理論はその根底にあるもの。
ただ現実はその上に様々なものが乗っかってくる。

「このチームはこんな基本的なこともできてない」
「もっとこうしたら良いのに」
「そんなこともわかんないのか。レベル低い」

待て待て。
わかってる。そんなことはわかってる。

ただ理論じゃ表現できない
諸問題が現実には溢れてるんだ。

伝える=できる、わけない。
落とし込む=できる、わけない。

落とし込んでないけど出来る、よくある。

だから、頼むから批評家と指導者を同列に並べないでほしい。
別物として扱ってほしい。

シェフがある医者の手術についてわかってるかのように批評を語ってるからって
「あのシェフいい手術してくれそう!やってください!」とはならないでしょ?

だからといって「シェフは善!医者は悪!」と言わないでしょ?

「あの医者、医療の知識わかってねぇ」わけないでしょ?

あなたの仕事に置き換えても同じことが言えると思う。それはサッカーの指導者も同じなんですよ。

つまり
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
by サン=テグジュペリ

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