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サッカーチームを構築しよう(オンザピッチ編)

サッカーチームを構築しよう!オンザピッチ編です。
とは言ってもオフザピッチ編を作るつもりは今のところありません(笑)

日本の育成年代(特に若年層)はどうしてもシーズンというものを感じにくいカレンダーになっています。そのため自分もかつては「この1年で選手とチームを成長させるんだ!」と漠然と考えて日々のプランニングをしてきました。
ここ数年、幸いなことにトップチームからジュニア・スクールまで様々な指導現場に携わらせていただく中で、【シーズンを通してチームに対してどのようにアプローチすべきか】ということをたくさん学べた気がしますし、とても整理することができて、自分の中でチームの成長を感じることができています。

【しっかりプランニングできているチームは、シーズンの後半戦にもしっかりとした成長を見せることができる】
これが大きな結論の1つです。

それは何が実現させてくれるのか?
そうするとシーズン後半にどんな状況になっているか?
ここを綴っていこうと思います。

※ただしこれは現時点での結論であり、正解ではないです。

大きいものから取り組む

シーズン最初の練習試合がこれから始まります。
あなたのチームは攻撃ではボールを失い、守備ではボールを奪えずゴールを守れず。
あなたならどうしますか?

「そこの1vs1をもっとこううまく対応しなさい」
「パスを丁寧に!もっと周りを見て!」

間違いではないと思います。
がしかし、それをしているとなかなかシーズンを通した成長にはつながらないと思います。

その時の選手の状態は「提供するお皿のサイズ・料理のテーマ・店の雰囲気などが決まっていない状態で料理を始めようとしているコック」なのです。
もし良い腕を持っていたとしてもどのお皿に乗るどんな料理をどのような場所で提供するかが決まっていなかったら腕を振るうことはできません。
そんな状態でオーナーのあなたがもっと塩を!もっと切り方は小さく!ところでその瞬間は解決できるかもしれませんが、それは後々には繋がりませんよね。
だから店を作り始めたすぐの時には【コンセプト】を明確に伝える必要があり、細かい修正は【コンセプト】をシェフが理解してからにすべきなのです。
じゃないと、せっかくの修正が実はゴールから遠ざかってしまっている!なんてことも起こり得ます。

これは日本サッカーでよく見ることだと思います。
一言に【サッカー】と言ってもそこは様々です。キックアンドラッシュもサッカーだし、ボールを前から奪いにいくのもサッカーだし。
そんなサッカーにいわゆる【個人戦術】というとても小さな概念から伝えると、その場の解決方法はわかるかもしれませんが、じゃあそれをいつどんな場面で使えば良いの?ということが理解できません。
いつでもどこでもコーチから言われた「もっとこうやるんだ」という小さいテクニックを発揮してしまうのです。
「なんで自陣ゴール前でそんなことするんだ!」みたいなことが起こってしまうのではないでしょうか?

だから最初は大きいことから始めます。
小さいエラーにはある程度目を瞑ります。
今この段階ではどこまで目を瞑るか(特に試合中には。アプローチするなら試合後に丁寧に。)を決めるのが大切です。

大きいこととは何か?
これは「サイドバックがこうしてサイドハーフがこうして〜」なんて難しいものではありません。それは選手の適性がわかった頃に勝手にそうなってきます。
大きいこととは【その状況・場所で何を目的にプレーするか?】です。

例えば
【自陣深い位置での守備ではどんな目的のもとプレーしますか?】
【相手陣深い位置での守備ではどんな目的のもとプレーしますか?】
というような”概念”のようなものです。
自陣深い位置でも「とにかくリスクを冒してボールを奪いにいくんだ!」
と思っている選手にいくら【自陣守備での対応方法】を教えたところでその選手はそれを試合の中で正しく使うことができません。
そこの目線を揃えてプレーをするときにどんな思考をするか?を与えてあげるのです。
そうすると選手は【正しい分析基準】を持つことができるのでこれもシーズン後半になっての修正の際にその成長スピードを加速することができます。

この大きい概念をまず選手たちの頭に与えてあげることで、その後に習得していくさまざまな小さい原則を正しいお皿の位置に置くことができて、その後にたくさんの料理を美しい彩りで並べていくことができるのです。

ちなみに現在、シーズン終盤ですがどんなトレーニングをしているか?というとめっちゃ細かいトレーニングをしています。お皿はもうあるのであとは具材一つ一つの切り方や味付け、炒め方にフォーカスしていけば選手はこれが何に使われるか?わかっているので理解も進みますし、よりおいしさを追求していけているのかなと。

(そして副次的作用ですが、最初のうちに細かいことを言いすぎないことによって、選手は自分で決断したり自分で考えてやっていいんだ!と思う範囲が広がります。選手も最初はこちらの様子を伺っているので、そこで「これさえ考えてくれればあとはなんでもいいよ」くらいのスタンスをとっておくと後々そんな空気感が持続してくれる気がします。ただし、指導者にとっては歯痒い時間が続くのでそこを
苦しみながらも我慢できるか?が勝負です。安心してください。その苦しさ、後々の自分が恩恵を受けます。)

守備から落とし込む

シーズン最初の戦術的なトレーニングで何から始めますか?

これが正解だとは思いませんが、私は今年【クロスの守備】から始めました。  それはなぜか?と言われてもうまくいうことはできませんが          「クロスからスタートしても良くない?」「選手が新鮮に感じるかな?」という考えと「攻めたり前から奪いに行ったりどんどんチャレンジしていこうね。ただもしそれがダメだった時に最終的にこれができれば大丈夫だから。」という最後の砦を最初に作りたかったというのが一番でした。

シーズン最初に手をつけるのが【守備】というのは上記の自分なりの考えもありましたが、いろいろなアドバイスや経験、見聞きしたものから出した結論であることは間違いありません。「選手の信頼を掴むまでは大崩れして負けないようにするために守備から。失点しなければ負けない。」「守備は選手がどんな特徴を持っているかわからなくても大体は構築できる。攻撃は選手の特徴次第だから守備を構築しながら見極めていく。」「攻撃をトレーニングするにも正しい守備がないとトレーニングにならないからね。」など様々な意見を勉強させてもらいました。

結論から言うと「正解」だったなと思います。

ただし、シーズン序盤に勝てていたわけではありませんが(笑)

シーズン序盤に守備の原則を落とし込んだことにより、シーズン中盤〜終盤は修正や発展はありましたが、そこまで大きく守備に時間をかけることはありませんでしたので攻撃の発展にしっかりと時間をかけることができました。多分選手もその方が楽しいのかなと思います。

また、守備がうまくいかないときはもちろんのこと、攻撃で色々とうまくいかない時に「まず守備からやっていこう」立ち返る0ポイントができたのはチームにとって拠り所となりました。我ながらに、ボールを持たなくてもストレスなくできるチームはなかなかいないだろうなと感心していました。

また、攻撃面では2つのメリットがあったと思います。

1つは選手たちの判断に委ねると言う空気作りができたかなと思います。守備構築きに私が選手たちになんて伝えていたかと言うと「攻撃はみんなの良さ出してゴール奪おうぜ。任せるわ。いい感じで。ただ◯◯(改善ポイント)はもう少し◯◯した方がいいんじゃない?知らんけど。」みたいな感じでした(笑)。フォーカスはしないけど少しだけ解決オプションを与える。何も言わないのも迷路に迷い込んでしまいますが、これくらいだと「ほう。そんな発想もあるのか。」くらいに留めてくれて、自分の頭で判断していいんだ。と言う空気作りができるかなと。あとは個別アプローチをしたりしましたね。もちろん、どうしてもうまくいかない時は「これ!」と言うのを簡単に示しましたがね。

2つ目は選手の潜在的な可能性を見極めることができたかなと思います。いわゆる「コンバート」ですね。選手に委ねる部分を増やすことで、その選手が本来持っている可能性に気づくことができました。また私の思考も「どの組み合わせや立ち位置がこの選手の良さが出るかな。」と言う感じになっていた(ここで攻撃を構築すると、このチームのやり方はうまくいっているのか?と言う思考で無意識に見てしまう。)ので、ナチュラルに「この子はここの方が輝くな」と言うのが見えてきました。私が今年コンバートしてうまくいった選手は7人くらいいたと記憶しています。

今年のチームの攻撃の骨格が定まったのはシーズン開始して3ヶ月がかかった頃でした。もっと早く見極められるようになるのが課題ですが、それくらい様々な試行錯誤をし、様々な選手の可能性を試せたことは多くの選手の良さを再発見できたと言う意味では良かったのかなと思います。それまでの間に原点に立ち返るポイントがあることは心強かったです。

ではなぜシーズン序盤に勝てなかったのか?勝てなかったことが全て良くないこととは思いません(チームビルディング的には悪くないと言う考えもある)。ただし、あまりにも勿体無い負けが多かったのは事実です。ここは検証が必要だと思います。これにも2つの理由が思い当たるかなと思います。

1つはシーズンのスタートがあまりにも遅かったこと。言い訳させてください。私がチームを預かったのが1月2週目。リーグ開幕が2月の2週目。その間にコロナで1週間活動停止があり・・・流石に難しかったなと。セットプレーでの失点。自陣で引っ掛けての失点。それを取り返すために前がかりになったところで失点。そんなシーズン序盤でした。最初の数試合全く勝てず、初勝利は3月3週目。そこから今までリーグではリーグダントツ首位チーム相手の1敗しかしていません!(しかも、1週目ではその首位相手に勝ちました。これがその首位チーム今年唯一の敗戦です。うちしか勝っていない。誇らしい。)なのでできればあと1ヶ月早く始めたかったな・・・と言うのが言い訳です。

2つ目は流石に攻撃が上手くいかなすぎたなと言うことです。今見返してもほとんどは自分達から相手にパスをプレゼントしての失点とセットプレーがほとんどです。セットプレーは流石に時間がなさすぎたと言う言い訳を(現にリーグでは4月以降セットプレーでの失点ほぼなし)させてもらいますが、攻撃は言い訳できません。もちろん大枠や大原則は導入していましたがそれでも改善するとしたら

・もっとシンプルな困った時はここ!

・これだけはやってはいけない。

を共通認識にする。

ですかね。困ったときに考えずにリスクを避けることや、これさえしなければ失点は防げるでしょう。と言うサッカーのポイントをしっかりと浸透させても良かったかなと思います。とは言っても今は具体的に何をと言うのはそこまでわかっていません!(笑)誰か議論しましょう。

我ながらにここまで守備をちゃんとできるチームは同じリーグには存在しないのでは?と思います。それは”強固である”とか”細かいことをしっかりできている”とかではなくて(そこには課題が山積です)、【意図・狙いをもって守備をする】と言うことに関してです。

SDGs 〜持続可能な成長を〜

「すぐ変わるものはすぐ戻る」by 岡田武史

間違えていたらすみません。岡田監督の言葉と認識しています。

私はこの言葉を信じています。

環境の話ではありません。ただし、現在サッカーのオンザピッチで求められていることもまさにこれなのではないか?と思っています。

現代サッカーは進化のスピードが早く、とても有効な戦略を編み出したとしても数週間後にはもう対策がなされていたり、どんどんと新しい才能が生まれたり、テクノロジーが開発されたりと、日々変化が起きています。そんな時代に求められるのはこの変化にいかに対応していくか?と言うことです。「変化できる種が一番強い」とも言われているものです。

では最初の岡田監督の言葉とSDGsがどう繋がるのかというと

「シーズンの頭にガッと明確なプレースタイルが完成して勝ち点を積み上げるチームよりも、幹はしっかりとしながらもシーズンを通して様々な顔を見せるチームの方が、最終的に強くなれる」という時代なのではないかと言うことです。

様々な状況への対処法を広く学んでいくことで、状況の変化に対応していく能力を養っていく(もちろん、チームの型を全く持たないと言うことではありません)ことで、この変化の著しい時代を生き抜いていくことができるのではないか?と。これ!!と言うのを最初に強烈に持ってしまったチームはどうしても先入観が邪魔してしまい、変化にアレルギーを持ったり変化することを恐れてしまうのではないかと。

ではどうすればそのような持続可能な成長をするチームを作っていけるか?

私の中での結論は「同じトレーニングを2度しない」と言うことです。    (もちろん全てのトレーニングを2度やらないわけではなく、あえてするものもあります。)

同じ練習を繰り返せば、そのトレーニングの成熟度は増して、成長した気がして安心感を得られます。ではその安心感やトレーニングの成熟はサッカーの何に繋がるのでしょうか?安心したチームが強いですか?成熟したトレーニングが成長につながりますか?

ここがサッカーの罠だと思います。

「同じような状況は起きても同じ状況は2度と起きない」のがサッカーです。

同じ状況での状況解決がうまくなったところで、それはサッカーが上手くなっているとは言えないのです。ある一つのことを徹底的にやるとそれ自体は上手くなるのですが、それをサッカーをうまくするためにやろうとしても多分一生かかってもサッカーが上手くなることはないと思います。それが無限にあるから。

目の前の成熟が本物の成熟になるとは限らないのです。

”同じトレーニングを2度しない”とはどう言うことか?

じゃあめちゃくちゃに何も考えずにいろんなことをすればいいのか?それは違います。【同じ原則をトレーニングするにも設定を色々と変えながら行う】と言うことです。例えば2vs1で数的優位をうまく使って前進するトレーニングでも、それをいろんなコート設定で行ったり、ゴールの設定を変えたり・・・と様々な状況の中でトレーニングするのです。

運動学習的にも、この方法の正しさは証明されています。選手は様々なシチュエーションの中の根底にある共通した原則を発見してそれを学習することで、それを様々な場面に適応して発揮していける的なことです。

ただこの方法にはデメリットがあります。

”即効性がない”ことです。

選手は毎回トレーニングで試行錯誤を繰り返します。慣れることはありません。パターンを認識しようにもそんなものは存在しません(もちろん、ざっくりとしてものはある)。パンパンパーン!と華麗にパスが回っていってナイスナイスナーイス!となるとは限りません。繰り返さないのでミスも多く起きます。指導者としては歯痒い時間が続きます。特に最初の頃は。我慢の連続です。

また、毎回脅迫されたかのように新しいトレーニングを考えないといけないのもしんどいです。正直。

これを積み重ねた結果、シーズン終盤にどのような状態になったか?

様々な状況に対しての対応能力はかなり上がったと思います。自分の武器をこの状況で発揮するためにはどうしたら良いか?こういうプレスに来る相手に対してどのような立ち位置を取ればよいか?規則性がないようである。あるようでない。そんな適応能力はかなり身についたと思います。

また対相手の対策への対応力(プレッシングのシステムを変えても、原則を実行できる)や試合中の変化への対応力は高いなと思います。これを全て1から10まで仕込もうとしたら時間が足りません。日頃のトレーニングから対応力を上げていくことで、新しいことに対する理解力を高めることができたかなと思います。

これはシーズン序盤からできていたか?と言ったらそんなことはありません。もっとこのパターンの精度を!と途中で即効性に目を奪われていたらできなかったことかなと思います。

ただ、本当に信念と忍耐が必要なのは間違いありません。成長の速度は緩やかです。我慢できずに「何回言ってもできねえなああ」なんて言ってしまったら本末転倒です。そして「できなくてもいいんだよお今は〜」も違う。冷静な分析が日々必要です。これは自分ももっと磨いていきたいです。

最近思ったことですが、日本の育成では「選手を育てるためには将来のために一つのことにこだわって精度を上げる」みたいな考えがあると思いますが、それって逆に今のための取り組みなんじゃ?と思います。今できないと将来はない。みたいな。要素還元すぎるなと。子供の時から一つづつできることを積み上げたら将来できる!なんて単純だったら今頃みんな全部できるようになってるよね・・・

これは推測ですが、できるようにすること!ってのは指導者にとっての精神安定剤なのではないかなと。自分が指導者をしている上で選手が目に見えて「できるようになっている」と言うのは自分の存在意義になるし、やってる気になれる。もちろん「選手ができるようにはなってないけどそれでいいんだ。ははー。」でも困るけど。指導者が満足するために選手がいるのではないので。どんな経験をさせてあげるか?に指導者は囚われるべきではないかなと思います。

話は逸れましたが、持続可能な成長をするチーム。変化していけるチーム。そんな文化と空気感を作ることが最大限の成長を達成することができるのではないか?と思います。

※もちろん最初に書いたように、大枠は落とし込みます。それを抽象的な部分からより具体的な部分にしていくときに使います。また、チーム全体のオーガナイズ(システムとかビルドアップのオプションとか)はこれとは別軸でしっかり落とし込みます。そこに練習時間は全然使いません。

解像度を上げていく

シーズンが後半になるにつれてやっていくことは【解像度を上げていく】ことです。ここまでのシーズンではぼんやりとした大きいものに取り組んできましたが、後半戦ではよりはっきりとした、綺麗な画像で試合を見ていく感覚です。

試合を重ねていけば、ある程度プレー原則からプレーを選べていけるようになっていくので、今度はそのひとつ一つの判断が最適であったか?プレーが最適であったか?そこに対してフォーカスしていきます。
なのでより個人やグループへのフィードバックが増えていくし、細かいプレーに対して修正をしていくことになります。
トレーニングもより少人数のグループや個人にフォーカスが当たるような設定にしたり、トレーニング的には大きくてもフィードバックは細かい部分にいくことになります。

これは必ずそうなるわけではありませんが、私はこのくらいの時からトレーニングにいわゆる”パスコン”が登場してくる傾向にあるかなと思います。
これはそうしようと思っているというより、そうすべきだなと感じて行なっているという感じです。
より、そういうフォーカスするときにはクローズドな状況を切り取ってやったほうがいいな!となる感じですね。

守破離の”破→離”へ

これも”そうしていく!”というよりも”そうなってくる”という言い方が正しいかもれません。
これまで培ってきたものを環境や相手・状況に応じてアジャストさせていく。
逆にいうとこれができる状況になっていなかったら、あれれれれ・・・と思った方がいいのかもしれません。
この時期になってなお、そもそもの修正をしなければいけないとなるとプランニングミスかもしれませんね(もちろん、忘れてしまったことを思い出させたり、精度が低かったりするのは全然あります。精度の低さに関しては後述します。)。

試合中にやり方を変えたり守備のオーガナイズを変えたり、攻撃も関係性が変わってきたり。ただ別に全てをトレーニングをしてるわけではないんです!
そのためにもやはりまず”守”をしっかり落とし込むことが必要ですね。

1年では限界があるのでは!?

ここまで書いてきてここにきました。
そう、1年ではやれることに限界があるなと。
11月くらいになると、細かい部分に目がついてしまって・・・
うわーって思うけど、あれ、あと1ヶ月しかないや。ってなります。
そう、1年でやれることは限られている!

そもそもチーム作りで完璧なんて難しいし、そもそも育成年代だとしたら完璧なチームを作ることが目的ではないよねと。
そして1年というのはサッカーチームを作ることを基準として作られた時間ではない。
そもそも1年といいながらも実質1年もない。
だからシーズンの終わりにできないことに目がついてしまうのはあるあるなんですよね。
もしそれがトップチームならそれを補強に繋げたらいいし、翌シーズンへの課題にしたらいいし。

育成ならそんな余白を作りながらのんびりとやることが良いかもしれないし。
そこに凝りすぎて、個人個人の可能性を狭めても良くないし。
どの指導者にも自分の価値観があると思う。
その価値観が全てではないので、一人の指導者の完璧に染めすぎるのは良くないと思いますし。

だから、精度が低かったとしても思い詰めすぎるのは良くないのではないかなと。

まとめ

投稿の後半戦は疲れました。
手を抜きました。
ただこれでいいのです。思い詰めるのは良くないし、そもそも明日にはこんな考え方変わってるかもしれない。

ただし、大原則はそう簡単に変わるわけではない。
だから、チーム作りも大原則から取り組むのです。立ち返る場所を!!


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