《2》婚活アプリで出会って3ヶ月で婚約→入籍した話〜デートの約束編〜
◎2021年12月 デートの約束
婚活アプリを使い始めて、
早速、男性と連絡をとり始めた私。
彼から早くも
「ご飯食べにいきませんか?」
とお誘いが来たとき、
わたしは最高潮にビビっていた。
就活に、模擬面接があるように、
婚活のデートにも、練習が必要である。
いつか迎えるはずの
理想の男性との本番デート。
その時のために、
練習デートをして経験を積んでおきたい。
頭では分かっている。
でも、心ではめっちゃ怖い。
プロフィールの内容と
メッセージの雰囲気から察するに、
彼は明らかに陽キャだった。
一方、わたしは陰キャで
おうちの中でニヤつきながら
漫画を読むことが一番の幸せであった。
\ 夏はBBQ!冬はスノボ!/
みたいなパーリーピーポーは
恐怖の対象でしかない。
そんな自問自答を、脳内で繰り返していた。
苦肉の策で、こう返信した。
デートまでに、もう1ステップ踏む作戦だ。
ちなみに・・・
「初対面でご飯に行ったことがない」
は、真っ赤な嘘である。
本当は20代の頃にも
出会い系アプリを使ってた。
夜の街でナンパされて
知らない人とデートしたこともある。
しかし、2回目のデートに誘われたことはない。
パートナーとして魅力的なはずの私だが(?)
なぜか付き合うところまで辿り着かない。
一体、なにが悪かったのだろうか?
それは難解なミステリーであった🕵️
そんなわけで、
デートにはこれっぽっちも自信がなかった。
せめて、先に電話でお話させてもらえば
気持ちがラクになりそうだった。
彼は「えっ?電話・・・?まぁいいけど」
って感じで15分ほどビデオ通話をしてくれた。
そのビデオ通話だけでも
手に汗をかくほど緊張した。
私はデートするのがますます嫌になった。
(本末転倒〜〜〜!!!)
ところが彼のほうは、
などと供述しており、
「恋愛に慣れてます感」がにじみ出ていた。
おまけに、いつのまにかデートすることが確定していた。
もう逃げられない。行くしかない。
🦩🦩🦩
デート当日。
就活の面接のように事前準備をした。
わたしが彼を好きになるのは難しいだろう。
でも、彼にはわたしを好きになってほしい。
御社は第一志望ではないが、内定は欲しい。
そういう女である、私は。
相手に恋をしてもらい、
女として自信をつける・・・!
そのために、今日デートをするのだ。
そう自分に言い聞かせて、
重い足取りでデートに向かった。
いま振り返ると、
こういう目標設定や、
デート前の準備などは、
どれも大正解だった。
そしてこれが、最愛の夫との初デートであった。