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《5》婚活アプリで出会って3ヶ月で婚約→入籍した話〜4回目のデート編〜
これまでのあらすじ:
3回目のデートで、彼が結婚に前向きであることを知る。さらに、全力で婚活していた私は1ヶ月で「やりきった」と感じ、有料アプリを退会することに。
《1》出会い編
《2》デートの約束編
《3》初デート編
《4》3回目のデート編
◎2022年1月 4回目のデート
いつもどおりに、彼とデートした後のこと。
時刻は21時をまわり、
そろそろ解散かな、という時に
彼はなぜか駅周辺を散歩しはじめた。
手を引かれ、ついていく私。
正直、寒い。帰りたい。
👩「どうしたの?帰ろうよ」
そう声をかけると、
彼はこちらを向いた。
👨「よかったら、ちゃんと付き合わない?」
・・・
・・・・
あーーーーーーーッ!!!!!
そうだ・・・
心の準備をしろと言われてたんだった。
すっかり忘れていたわたしは、
突然の告白にとても悩んだ。
真冬の街で、凍えながら1時間ほど悩んだ。
気温は2度。
手を温めようと握りしめたホットの紅茶も
あっという間にアイスティーであった。
そんなに悩むならば
返事を保留にすればよかったのだが、
「今日ここで決断したほうがいい」
直感がそう告げていた。
恋愛において、
むやみに相手を待たせたり
駆け引きをしたりするのは
悪手なのでマジでおすすめしない。
さて、彼からの告白、
どうしたものか。
4回デートしただけでは、
残念ながら恋に落ちなかった。
わたしは人を好きになるのに
とても時間がかかるのだ。
それに、彼には引け目を感じていた。
実は、この時、
わたしはフリーランスで
収入をなかなか上げられず、
皆さんもご存知のとおり
ローンの支払いに追われていた。
一方、彼はエリート会社員。
良い大学を出て、
良い会社に入って、
立派なお仕事をして、
満たされた人生を送ってる。
彼と自分を比べて、
どうしても引け目を感じてしまう。
だけど、一緒にいて楽しいし、
ユニークな彼に魅力を感じてる。
このまま付き合ったら、
どんな未来が待っているのか見てみたい。
最終的には、彼が背中を押してくれた。
👨「嫌じゃなければ付き合ってみよう」
どうやら結婚についても、
真剣に考えてくれるらしい。
「嫌じゃなければ付き合ってみる」
うん、すごく婚活っぽい。
そのマインドにはわたしも同意である。
そうして、私たちは付き合うことになった。
〜つづく〜