![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134671011/rectangle_large_type_2_5c1a3d92062d746a029fefdd1ea0d00a.png?width=1200)
《6》婚活アプリで出会って3ヶ月で婚約→入籍した話〜マリッジブルー編〜
これまでのあらすじ:
4回目のデートで告白され、無事にお付き合いをスタートしたわたしと夫であった。
《1》出会い編
《2》デートの約束編
《3》初デート編
《4》3回目のデート編
《5》4回目のデート編
◎2022年3月 婚約
彼とお付き合いをはじめてから、
とっても楽しい毎日がはじまった。
そして2ヶ月も経たないうちに、
わたしたちは婚約した。
(早〜〜〜ッ!!!!!)
彼から結婚の申し出が出たときは、
もちろん嬉しかった。
待ってましたと言わんばかりに
食い気味に「YES!!!」と答えた。
彼は理想的な結婚相手だし、
出会えて本当にラッキーであった。
ただ、心は晴れやかではなくて、
曇り空って感じだった。
うまく言葉にできないけれど、
チクチクというか、モヤモヤというか・・・
とにかく違和感があったのだ。
だけど、わたしは、
その違和感と向き合いたくなかった。
気付かないフリをしていれば
このまま彼と結婚できるんだから・・・
・・・
・・・・・
んなワケ、ないよね。
無視するなんてムリである。
結婚というビッグイベントを前にして、
違和感を持ち続けられるわけがないのだ。
🦩🦩🦩
あれは、彼のご家族に
挨拶に行くタイミングだった。
わたしはモヤモヤを無視しきれなくなり、
約束をキャンセルしてもらった。
せっかく予定を空けてくれていた
彼のご家族たちには
本当に申し訳ないことをしてしまった。
わたしが踏みとどまった理由は
大きく分けて2つあった。
1つ目の理由は「わたしの経済状況」である。
👩(数十万のローンを抱えたまま、彼の家族に会っていいのだろうか・・・)
今のわたしだったら
「大丈夫でしょ!」と言っちゃうと思う。
実際、お金って何とかなるものだ。
彼も気にしていなかったが、
わたし自身は引け目を感じていた。
新幹線のチケット代すらも
じぶんで出せないことが悔しかった。
できればローンを完済して
身綺麗な状態で結婚できたほうがいい・・・
・・・ただ、これは言い訳のようなもの。
本気で稼ごうと思ったら
夜勤バイトでもなんでもできたはずだった。
問題は、2つ目の理由「罪悪感」である。
🦩🦩🦩
当時のわたしは
自分が「罪悪感」を抱いていることに
いまいち気付いていなかった。
ただ漠然と、
胃がチクチクしたり、
心がモヤモヤしたり、という感じだった。
なぜ、罪悪感を持っていたか。
それはおそらく、
まだ彼のことを愛していなかったからである。
(今更〜〜〜!?)
この時の感覚を
うまく言葉にすることは難しい。
なんというか・・・
わたしの胸には、
愛の矢(?)が刺さりきっていなかった。
彼を心から愛するには
あと3歩ぐらい足りていない。
そんな感じだったと思う。
わたしは「彼と」結婚したいのか?
それとも、結婚ができれば良いのか?
そこがハッキリしていないまま
前に進んでしまうことは、
彼にも、そして彼のご家族にも
失礼な気がしていたのかもしれない。
👩(もう少しだけ、時間がほしい・・・)
彼とじっくり話し合った結果、
私たちは入籍のタイミングを遅らせることにした。
〜つづく〜