言葉のチョイスが謎すぎる
こんにちは、シミズです。
これまで書いたnoteを同居人D氏に見せてみた。最後まで読んだ後、彼はなんと言ったでしょうか。
真顔でそう言ったんですよ。
無味乾燥ってなに・・・?
聞いたことない四字熟語が出てきた。
でも、悪口であることは雰囲気で分かる。
一応、愛するパートナーに「これ読んでみて♡」と言われてnoteを読んだわけです。
となれば「良かった!」や「うーん、いいんじゃない?」など、やんわりとした感想が出てくるだろうなと私は予測していた。
平たく言えば、まぁ忖度です。
書いた本人が目の前にいるシチュエーション。まさか「無味」とか言われると思いませんでした。わたしが鳩なら、間違いなく豆鉄砲を喰らった気持ちになる。
誰かと話していると、期待を大きく裏切るリアクションをされることがある。
例えば、困っている時に「それは自分が悪いんじゃないの?」と追い討ちをかけてきたり、的外れなアドバイスをしてきたりする。
これは男女差もあるだろうし、そもそも人間には個体差がある。必然的に起きてしまうスレ違いなのだから、相手を責めても意味がないのである。
お互いの言葉をそのまま受け取ってはいけない。その一言にブチ切れたり傷ついたりする前に一呼吸しましょう。スーハー、スーハー。
そして魔法の一言を投げかけるのです。
「それって、どういう意味で言ってるの?」
ここで真意を聞かないとマジで何を言いたいのか分からないことが多い。
皆さまのパートナーがどうかは分からないが、わたしの歴代パートナーはみんな言葉足らずだ。「その言葉のチョイスじゃ1ミリも伝わらないだろ!!!」と何度叫んできたことか。
現パートナーである同居人D氏に関しては、言葉足らずどころの騒ぎではない。そもそも彼とは『最適解』が違う場面も多い。
例えば、お客様用の布団を用意することになった時。わたしはレンタル布団をイメージしていた。でも彼はシュラフ(キャンプ用寝袋)を購入した。大変ビックリした。
届いたシュラフを広げて「マイナス25度までいけるよ!」と楽しそうに彼は言った。家の中がマイナス25度になることがあるだろうか?
なぜシュラフにしたのか理由を聞いたら「なるほどね」と納得できた。でも聞かないと分からなかった。バッググラウンドが全く違う者同士、導きだす答えも全く違うのだ。
こういうことが多々あるから、一旦「それは何故?」という質問が必要になる。結果だけ見ても意味分かんないからである。
話を戻すが、彼が「お前の文章、無味」と喧嘩をふっかけてくるだろうか?うーん、あるかもしれない。
一応、真意を聞いてみた。
私「それって悪口?どういう意味なの?」
D氏「えっ、なんで?めちゃくちゃ褒めてるのに!」
褒め言葉だったそうです。
もう、意味わかんない。迷路に入った気分。
私「つまんないとか、読んでて苦痛って意味かと思った」
D氏「えー、違うよ」
私「無味乾燥な文章を読ませられたってどういうこと?分かんないよ」
D氏「なにか特別なことが書いてあるわけじゃないのに、最後まで読んじゃったってことだよ。『読ませる文章を書くね』って意味で言ったんだよ。」
おいおいおい、めっちゃ褒めてるじゃん(照)
ありがとうね。こうして深く聞いてみないと、真意は全く分からなかったけど。
人と人が一緒に生きていくという事。それはコミュニケーションにかける労力が大きくなるという事。
最適解や言葉のチョイスが違うのは当たり前で、相手を責めても解決しないとつくづく思う。
面倒かもしれないが、同居人D氏にはこれからも解説をお願いすることになる。そのたびに「えー!そういう意味だったの!?」とビックリするだろう。
その驚きを楽しむことが、私なりの愛のカタチである。そして同時に「こう言ったらこう返す」という予定調和をぶっ壊してほしいと心のどこかで思っている。
予測ができない。何を言ってるか分かんない。それが良い。人と人とのコミュニケーションは平行線。だけど先へ進めば進むほど面白い景色が見えてくるのだ。
〜 fin 〜