100日後に付き合うおしかぷの話を書いた
100日後に付き合う推しカプを書いたので、達成感のままに振り返ってみる。
なお、二次創作の話である。二次創作が何かわからない人は回れ右をしてほしい。
ジャンルの話は記事の一番下にしか書いていないので、二次創作がわかる人で100日後に付き合う推しカプを書いてみたい人や狂ったオタクを見たい人はよかったら読むだけ読んでいってほしい。ありがとう。
ちなみに100日分というのは、話としての100日分で、実際に毎日〜数日に1回書いて更新するというスタイルで実施した。
リアルタイム100日後に付き合う推しカプである。楽しい。
しかしおかげで私の捻り出せる語彙はすかんぴんとなった。よってこの記事も口語的にゆるっと書いていく。
100日分書く上で大事だったこと
100日後に付き合う推しカプを書く上で大事なことは次の通りだ。
大まかなプロット
話を途中で書き直したくなっても書き直さないでうまくまとめてやる!と強気で挑むこと
最初に決めたマイルール、コンセプトは崩さないこと
とにかく書きやすく、進めやすくするために前後の関係はゆるくすること
マイルールに文字数制限またはシーン制限を設けること
おそらく物語を書く上で基本的なことではなかろうか。一番下はお話のコンセプト次第で変わると思われる。
コンセプト:毎日スナック感覚で味わえる推しカプ
100日後に付き合う推しカプの作品コンセプトはこれだった。私が毎日ちょっとずつ推しカプの妄想をするように、作品として毎日ちょっとずつ読みたかったのである。
思い切って推しカプの話を気兼ねなくできる壁打ちアカウントを作成したので、調子に乗って始めちゃったのである。
なお、当初は「140文字で味わえる推しカプ」を100個用意するはずが、気付けば平均2000〜3000文字くらいの話を100個用意していた。
大まかなプロット:エンディングだけは決めておけ
国語の授業で「評論文はね、最初と最後に書いてあることが必ずと言っていいほど一緒なんです。持論を強調したいわけですからね。最初に結論を書いて、理由を述べ、そしてもう一度結論に持っていく。なので最初と最後を先に読んでおけば、この中で何を言いたいのかがすぐにわかります。」と学んだおかげで、あれからずっと私は最初と最後だけは必ず同じ話で終わるような物語を書いている。
要するにこの話で何が始まって、何が終わるのかを最初に決めておこうな、という話である。今回は「100日後に付き合う推しカプ」なので、もう分かりきっている。
だからこそ最初の1日が大事なのである。
ということで「100日後には付き合っている二人」が「全く付き合っていないし恋とかそういう思いも抱いていない」状態を最初の1日にすることに決めた。その方がギャップが生まれるし、なにより私は、少しずつ「付き合っている」などという妄想に落とし込んでいく過程が大好きなのである。
だって原作では付き合ってないんだもの。夢を見るならば、具体的に!丁寧に!説得力のある夢を!見たいのである。私が。
マイルールを決めておこうな:あとで苦しくならないために
今回、実はほぼほぼ即興で書くと決めていた。なぜなら100日分のプロットを丁寧に用意したところで、その通りに書けないからである。
しかし今回は後から校正ができない。つまり「あれ、この話どうなった?」みたいなことも発生する可能性があった。
そこで、決めておいたのがマイルール「全部を詳しく書こうとしない」だ。
コンセプトがスナック感覚に味わう、なので、話が複雑化するのはよくない。しかも100日分を毎日投稿するにしても、前日分までをしっかり覚えて読むかというとそんなことはないと思う。
冒頭1行でふんわり流れを思い出せたらそれでいい。つまり冒頭で描ける程度のゆるっとした物語の起伏であればよく、ぶっちゃけ本筋(推しカプがくっつくまでの心情的なあれこれ)に関係ない話は地の文説明だけでいいとした。
プロットがあった方が迷子にならないという人で、継続的に書ける人はしっかり書いてもいいと思う。
投げ出さないこと
話をやり直したい時が何度かあった。しかも「こういう場面でこういうやりとりをする二人!」と思ってその話に持って行ったのに、肝心のそのシーンに近い日に限って何を書こうとしたか忘れてしまった時があった。
本来こういう時のためにプロットがあるはずなのだが、プロットはプロットでしかなくなんにも書いていなかったのでダメだった。
とにかく途中で「これ面白くないかも……」と不安になっても、可能な限り自分が楽しいと、面白いと感じられるものを書いて終わらせることが大事だった。今はすごいやり直したいです。
ちなみに疲れたときは1週間くらい更新を休みました。投げ出さないためには休んだりインプットしたりすることも大事です。
作品媒体は後でまとめるかどうかも踏まえて用意すること
最初はツイートでやっていたが、連投になるのが気になり、画像タイプに切り替えた。が、画像を毎日4枚くらい用意してDLしてツイートに貼り付ける……というのがだんだん面倒になってくる。
結果プライベッターに貼り付け、ページ更新という形をとった。
しかもこの話は後で本にもまとめる予定だったので、画像で管理していたころのテキストはほぼ改めて手打ちすることになった。最初からプライベッターにしておけばこんなことにはならなかったなあと、今とても反省している。
今回のお話の構成:参考までに
もしかすると100日後に付き合う推しカプを書くかあ〜……という人がいるかもしれないので、参考までに私の大まかな構成を載せておく。
初日〜25日目まで:全く恋愛とかそういうのがないところから片思いの萌芽くらいまで
25日目〜50日目まで:両片思いまでいけたらよし
50日目〜75日目まで:両片思いならではの悩みとか葛藤とか色々
75日目〜85日目まで:告白するぞ!という気にさせる
85日目〜95日目まで:告白するまで
95日目〜100日目:最初に思い浮かんだどたばたハッピーわくわくすれちがい劇を行い、なかよしなハッピーエンディングを迎える
100日あるということは、私たちが普段生きているのと同じペースで彼らも考えていると思えばよい。恋について考えることもあれば、考えない日だってある。悩む日もあれば悩んでいる場合じゃない日もある。そういう人間らしい紆余曲折を描きたかったので割と大雑把に決めた。
また、僕の心の〜という作品で見た話なのだが(RTでチラッと見たことがあるだけ)、告白は相手が自分のことを好きだとわかっていて、それを確かめあうための行為だ、と言っていた話が良いな、と思ったので、告白するまでの期間は「あいつも俺のこと好きなんだ」とどちらか片方には思ってもらうことにした。
最後にささやかなマイルールというか、コンセプトに関わる話かもしれないが、全年齢で、極力身体的な接触を行わないこと、をポイントにして書いた。その方が身体接触した時のテンションが上がるからである。
100日後に付き合う推しカプの話(与太話)
ここから与太話である。よかったら見ていってほしい。
100日後に付き合う推しカプの話を書き始めた頃に、デフォルメ絵が上手く描けたのである。
これで調子に乗って、50日目と100日目も描けたらいいじゃん!と思ってしまったのである。
ということで描いた。50日目の絵が気に入っている。
100日目はペンの設定とか色々忘れていた上、絵を描くのが久しぶりだったせいでテイストを合わせられなかった。あとで描き直したい。
ということで100日後に付き合う推しカプを書いた!!!楽しかった!
今年の秋冬に本にすると思うが、それまではミントにてまとめているので暇な人はよかったら見てほしい。小説は読まねーよという人は漫画だけでも見ていってくれ。
二人は幸せなキスをしてめでたしめでたし!!!!!!!!!
私の好きな二人組に幸あれ!
以上!
お目通しありがとうございました。
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