見出し画像

青空と雪化粧の富士山と東海道新幹線と

みなさんこんにちは。新幹線メンテナンス東海広報担当です。
11月も下旬。間もなく12月ですね。
近頃は、めっきりと短くなった秋が過ぎ、冬の始まりを感じる冷え込んだ朝を迎える日が多くなってきました。
 
東海道新幹線の車窓から見える富士山も、すっかり雪化粧をしています。
新幹線の車窓からに限らず、「青い」空と「白い」雪化粧した富士山のコントラストは、東京にいても色々な場所から見ることができます。見るたびに「青」と「白」の色から、「東海道新幹線」を思いおこしてしまうのは、職業病なのかもしれません。
 
東海道新幹線は電車なので、架線からパンタグラフを通じて電気を得ることで走行しています。
架線とパンタグラフの間には接触による摩擦が生じ、金属粉が車体に付着します。そして、その金属粉がサビることで汚れとなって車体に残ります。また、高速走行中は小さな虫と接触することも多く、先頭部分には小さな点のような汚れが多く付着します。
 
そのまま何もしなければ、だんだんと汚れがたまって、白い新幹線の車体が黒くくすんできてしまいます。
そのため、車両基地では弊社のドレッサーが車体を磨きあげ「真っ白なピカピカな姿に戻す」ドレスアップ作業を行っています。
 
コロナ禍を経て、インバウンド需要が戻ってきており、日本を旅行される多くの外国人の方が、Youtube等の動画で東海道新幹線への乗車を訪日旅行の大きなイベントの一つとして紹介されています。

その動画の中で、ホームに入線する真っ白なドレスをまとった東海道新幹線を見て喜んでいただいている姿を目にすると、コツコツと一生懸命に磨きあげているドレッサーの労が報われるような気持ちになります。
 
普段目にする当たり前の景色は、それを維持する小さな努力を継続することで成り立っていて、弊社の業務もそんな景色の一部分を構成するお手伝いをしています。

私たちドレッサーは、それを“価値ある仕事”であり、“やりがい”であると感じながら、日々の業務を行っています。

ドレスアップ中の先頭車両


私たちは現在、新幹線の車両基地で一緒にドレスアップする仲間を募集しています。

詳しくは、「新幹線メンテナンス東海 車両基地 クリーンスタッフ」で検索、または弊社ホームページをご確認ください。
 
今年、開業60周年を迎えた東海道新幹線に携わるお仕事。
皆さまのご応募をお待ちしております。


いいなと思ったら応援しよう!