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自分が就活生に戻ったら伝えたい5つのこと。


今日は、バスタ新宿を通った。

2年前、必死で就職活動をしていた。当時はオンライン面接もあまり許されておらず、実費で面接のために上京することもしばしばあった。夜行バスでの往復を毎週していた時期もあった。それを比べたら今のご時世の就職活動は場所のハンデがないのはかなり羨ましいところでもある。ただ、実際の求人募集も厳しくなっているからなんとも言えない。今私が就職活動をしてどこかに入社できる自信もない。


今1年社会人になって、就職活動をしていた自分を思い出す。なんとか希望する業界に就職することはできたが、本当に苦しかったし終わったのは4年の7月だった。なかなか内定ももらえず泣いていたり病んでいた時期もあった。後輩の就活生の悩みを聞くと、アドバイスできることはしたいと思った。

もし就活生の自分に会えたら、伝えたいことはたくさんある。


①最初は間口を広げなさい

最初は、テレビ局や映画会社しか見ていなかった。いくらなんでも舐めすぎている。後から広告業界の魅力を知った。遅すぎた。食わず嫌いをしていた。勉強して興味がなかったということがわかることが大事なのだ。もちろん、自分がなぜ興味が湧かなかったかを考える必要はある。ただ、まず自分が社会のこと全然知らないということを知る必要はあると感じた。

②インターンは行っとけ

①のせいで、インターンにあまりありつけなかった。希望する業界のインターンしか探す気が起こらなかったからだ。インターンはESや面接の題材のためではなく、その経験を通じてやりたいこと・やりたくないことを知るために行くのだ。サークル活動や留学をしていたので夏のインターンに行けなかった。その経験自体を後悔するつもりはないが、秋以降の動きは見直す必要もあった。

どんなに人の話を聞こうが、調べようが、実際にやってみないとどう感じるかわからないのだ。

③自己分析はやりすぎくらいがちょうどいい

自己分析。嫌というほど就職活動時に聞いた。「いやもうやったよ」と思っていたが、就活生の自己分析はまだまだ不足していたのだ。私は、就職活動を通じて大きく成長したと思っているが、もっと早く成長していたら面接も上手く話せただろうな。。。と思った。

社会人になってから、「ストレングスファインダー」を読んだ。実際に診断をやったら、「回復志向」が上位だった。本の内容を読んで、「そういえば課題解決をすることが好きだな」「苦手なことへ挑戦することが好きだな」と思った。研究し尽くされている診断なので、馬鹿にできないし読んでいて楽しい。行き詰まった時はこういう診断を一度やってみてもいいかもしれない。


④いろんな人の話を聞いて自分を信じる道を探せ

これは実際に「やってて良かった」と思うことである。OB訪問をしていると、あるひとから言われたことが別の人だと違う、ということなど平気である。もちろん、どちらが正しい・間違っているもない内容だ。だからこそ、誰も疑わない・信じない姿勢が大事だ。就活は、社会人になる前に自分の価値観を形成する最大の機会だと思っている。大人の言っていることを自分なりに理解することが大事なのだ。


⑤どんなことも考え続ける姿勢が大事

自分の希望する業界の内容について、「なぜ関心があるか」「なぜやりたいと思ったか」は考えると思う。また、逆に他の業界について「なぜやりたくないと思ったか」なども考えなければならないと感じた。結局「百聞は一見に如かず」だから、調べたり人から聞いたりするだけで理解した気になるだけで何も理解できていないのだ。入社してみて「ああ違ったな」となることもあるかもしれない。

私も社会人になって「今自分がやっていない仕事に関心が湧いたが、今この仕事をしたからわかったんだ」ということだと思っている。やってみなくちゃわからないことは沢山あると思う。やってみて違ったなら、「ああ違ったんだ」とわかったことが分かったので失敗ではない。絶対に経験として糧となっている。ただ、「なぜそう思ったか」をいつも立ち止まって考えていく必要はあると思う。

社会人になると、自分のやっている仕事で精一杯で「これが自分のやりたかったことなのか」ということを考える機会なんてなかなかない。社会人になっても自己分析などをして自分を振り返る時間は必要だと思う。それが後悔しない人生を作ることになると信じている。


今の就活生も、どうか後悔しない人生にするために沢山失敗して、打ちのめされて、徹底的に自分と向き合っていって欲しい。それが今後の人生で必ず役に立つ。私もそう信じている。

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