出会いの形だって、時代とともに変化を遂げる。

大学の知人と会って、恋愛の話になった。

最近マッチングアプリを使っている人は多くなってきた。以前までは使っている人は引け目を感じていた人も多いはずだが、今となっては当たり前になりつつある。

私は、大学3年生まで男性と付き合ったことがなかった。

中学の時に友達と好きな人が被ってしまったり、好きではない人とくっつけられかけたり、生理的に厳しい人にアプローチをかなりかけられたり、、、

はたまた好きだった人に「お前と付き合うなら男とマシ」と言われたこともあった。女子としてみられずに馬鹿にされることが多かった。

そんな中、私は自分がモテないことがかなりコンプレックスになっていたのだ。過去の写真を見ると芋芋しくてよくこんな姿で写っていたなと思う。過去の自分の垢抜けてなさは誰しも思うところはあるかもしれないが。

私は大学3年生の頃にヤケになってとある出会い系アプリに登録した。ただ、出てくる男の人をマルとかバツとかつけていただけである。コミュニケーションを取ったり、誰かと会ったりもしていない。

しかし、その頃は出会い系アプリへのマイナスイメージを持つ人が多かった。だから知り合いの男性の先輩が私のアカウントを見つけて気まずそうに報告してきたことを覚えている。私はそんなに恥ずかしいと思っていなかった。

結局出会い系アプリを使いこなすことなく彼氏ができたこともあったのだが、誰かに写真を見せたり自慢話をしたりしたいと思うことはなかったのである。それも自信がなかった証拠だろう。かなり最初はできたことも隠していた。

そんな中、ある友達に言われた言葉がいい意味で残っている。「みんな、くまのこと思っている以上に関心ないから、そんなに隠さなくたっていいじゃん」という言葉だった。そうだ、私は気にしすぎているのだ。自意識過剰になってるよ、と伝えてくれたのだ。

まあ、なぜこんなに隠していたかの理由は後からわかった。これはここに書くと誰かを傷つけてしまうから気になる人は飲みに行って欲しい。

恋愛に対してかなりコンプレックスを感じていたし彼氏が欲しい時期はとても長かった。しかし、今はしばらく新しい恋愛はいらないと思っている。正直今の自分を必要としてくれる人、評価してくれる人は私のことを甘やかしてしまうことになるから、自分がある程度自己実現ができる人間になったら後から出会いはついてくるだろうと信じている。

そもそも、私の好きなことは「仕事」であり、仕事を人生にしたいと思っているし、仕事について真面目になっている・語り合える人じゃないと多分私が我慢することになるから、マッチングアプリでの出会い方ではきっと私がいいなと思う人に出会えないだろう。だからやっていないだけである。今やっている人を批判するつもりは毛頭ない。お見合いや合コンの形が時代によって変化しただけだと思う。2年前にやっていたら引かれるようなシステムが、今ではその話で盛り上がることもあるのだ。時代の移り変わりと人々の価値観の変化早くないか。誰かに操作されているんじゃないか。逆に怖い。

学生時代から社会人になり、さらにコロナという状況で出会いの場は激減していった。ある程度の恋愛経験は必要だと思うが、しばらくは無理して出会いに行く必要もないかなと感じている。多分周りが結婚し出したら焦りだすかもしれない。その時にならないとわからない、が正解だろう。

まずは未来の相手に依存しないよう、自立して生きていく力を私は身につけていきたい。