孤独なレタス
鳥籠に差しのべられた
レタスを啄んでいる
小鳥
眼を開き閉じしながら
嘴を緑色に染めて啄んでいる
彼は孤独か
わたしは孤独のあまりに
彼を飼った
できることなら
何者かにわたしの孤独も
啄んでほしかった
穴が開き減っていく孤独
彼が孤独をつつくと
わたしの孤独が減って行く気がして
鳥籠の網越しに
互いの存在を頼りにして
たった一枚のレタスを絆として…
鳥籠に差しのべられた
レタスを啄んでいる
小鳥
眼を開き閉じしながら
嘴を緑色に染めて啄んでいる
彼は孤独か
わたしは孤独のあまりに
彼を飼った
できることなら
何者かにわたしの孤独も
啄んでほしかった
穴が開き減っていく孤独
彼が孤独をつつくと
わたしの孤独が減って行く気がして
鳥籠の網越しに
互いの存在を頼りにして
たった一枚のレタスを絆として…