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さよならの上

おれたちは
さよならの上に
立っていることすら忘れてる

敷かれる絨毯のように

ずっとさよなら続きなんだ
そんな時だって
さよならは
やさしく
おれの足を受け入れてくれる

どうせ二度と合わないのに
次来るやつとも
その次に来るやつとも

でもさよならが絨毯でよかった
人生を歩く足には少しやさしい

そして
真っ赤な絨毯は
さよならを飾るには
とても鮮やかだ!