モルトの香水 スプリングバンクを解説!!
スプリングバンク(Springbank)は、スコットランドのキャンベルタウンに位置するウイスキー蒸留所で、1860年に設立されました。独自の製造プロセスと個性的な風味から、ウイスキー愛好家に非常に人気があります。
歴史
設立: スプリングバンク蒸留所は、1860年にウィリアム・ジャーヴィスとその兄弟によって設立されました。キャンベルタウンはかつてスコットランドで最も重要なウイスキー生産地の一つでした。
家族経営: 現在も家族経営の伝統が続いており、地域のコミュニティとの結びつきが強いです。
製造プロセス
マルト: スプリングバンクでは、自家製のモルトを使用しており、他の蒸留所とは異なり、発芽から乾燥までの工程を自社で行っています。
蒸留: 2回の蒸留を行いますが、特有の方法で行われるため、豊かな風味が得られます。また、ポットスチルは独自の形状をしており、風味に影響を与えています。
熟成: スプリングバンクは、様々な樽で熟成され、特にバーボン樽やシェリー樽が使用されます。熟成期間は、若いものから数十年のものまで多様です。
味わいの特徴
香り: スプリングバンクは、海の香り、ピートのスモーキーさ、フルーツ、ナッツの香りが複雑に混ざり合っています。
味: 口に含むと、甘さとスモーキーさが広がり、バニラ、キャラメル、フルーツ(特に干し果物)が感じられます。
後味: 余韻は長く、スモーキーで潮の香りが残ります。
主なラインアップ
スプリングバンク 10年: フルーティーでスモーキー、バランスの取れた味わい。特に初心者におすすめ。
スプリングバンク 15年: よりリッチで複雑なフレーバーを持ち、深みのある味わいが特徴。
スプリングバンク 21年: 限定品で、非常にフルボディで滑らか。高級ウイスキーの代表格。
受賞歴と評価
スプリングバンクは、国際的なウイスキーコンペティションで多くの賞を受賞しており、特にシングルモルトウイスキーの愛好家から高く評価されています。
楽しみ方
ストレートやオンザロックで楽しむのが一般的ですが、少量の水を加えることで香りや味わいが開くことがあります。
まとめ
スプリングバンクは、独自の製造方法と豊かな風味が特徴のウイスキーで、スコットランドのウイスキー文化を代表する存在です。個性的で深い味わいを楽しむために、ぜひ一度試してみてください。
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