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noteリリース裏ばなし ~地域の外から関わるということ【後編】~
このnoteの立ち上げプロジェクトに、東京から関わった泉です。この記事では、地域の外からどのようにプロジェクトに関わったか、また、どんなことを感じたか。後編としてお届けしたいと思います。
前編はコチラ 👇
現地視察、はじめての南小国町
東京から兼業という形で関わらせて頂くことになった、熊本県南小国町。オンラインでの複数回のディスカッションで仮説をつくり、いよいよ現地に訪問させて頂くことになりました。
東京から飛行機で熊本空港へ。そこからレンタカーで南小国に向かいます。GoogleMapで何度も見ていた、あの場所、この道。ようやく現地で、皆さんと合流することに。
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南小国町で感じたこと
視察ではさまざまな場所を訪問し、社員の皆様や住民の方からもお話をお伺いしました。中でも印象深かったことの1つは、南小国町役場でのお話でした。
そこでのキーワードは「ユルさ」。
古来、南小国は水や木材に恵まれた豊かな土地でしたが、交通の要所ではないため侵略を受けることは少なかったそうです。お隣、小国町にある小国両神社の神話には、阿蘇の神様が火と水の神様をこの地域へ巡視にやったところ、このあたりの地主が「国小なりといえども、青山四方を巡りて住吉の国なり」と紹介し、私が従えば誰一人背くものはありませんと、戦をせずに服従したそうです。
閉鎖的な土地柄ではなく、外部からの侵略にも「それなら、それで」とおおらかに受け止めてきたのでしょうか。当時の状況は分かりませんが、こうした「ユルさ」は、どのように育まれてきたものなのでしょう。そのお話をしてくださった町役場の方からは、土地への誇りと愛情が感じられ、「ユルさ」と「芯の強さ」の絶妙な同居ぐあいを肌で感じることができました。
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もうひとつ、印象深かったのは、地元のお祭りでした。
芋汁や里芋焼きが無料で振る舞われる小田温泉の芋煮会。(※毎年10月に開催)開始時間を待ちきれずに会場に向かうと、そこでは「おぉ、大きくなったね!」「久しぶり!」と、地元の方が次々と声をかけあい、本当に楽しそうです。
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手品やパフォーマンス、神楽などが次々と披露され、いよいよ大抽選会が始まります。キョロキョロとしていると、隣の人が「あら、抽選券は半券を箱に入れないと!今なら間に合うわ。急いで!」と教えてくれました。
景品はダンボール一杯の野菜や、高級旅館の宿泊補助券など、誰が当たっても、わーっ!と自分のことのように大喜び。
家族みんなで祭りを楽しむ。きっとこれからも、子どもが大きくなって、また新しい家族でここに集うことでしょう。
この土地の〝すてき〟は、日々の暮らしのそこかしこにあるけれど、お祭りがあることでギュッと凝縮され、記憶に刻まれるようです。来年もここに、こうして集えますようにと誰もが願う、本当に幸せな時間を、一緒に体験させて頂きました。
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noteで実現したかったこと
視察を終え、いよいよ最終的な制作作業を開始しました。
特に大切にしたかったのは、町の人々が「ウェルカム!」と迎えてくださるその雰囲気。このサイトのTOP画像では、町の皆さんが全身で表現してくださいました。
※リリース裏ばなし~TOP画像編~でご紹介頂きました👇
課題となっていた「広く一般の方」向けと「近隣の住民の方」向けの情報が混在すること。これは、このnoteの左側にあるマガジンと呼ばれるカテゴリー分類を活用することに。
noteの仕様上、このような方法をとりましたが、もっと分かりやすい方法がないか引き続き検討したいところです。サイトを分けるのではなく、あえて同じサイト内で両方の方向けの情報を公開し、自分向けではない情報もチラ見してもらえたらと願っています。
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試行錯誤を繰り返し、スタートから約3ヶ月で南小国のnoteを仮公開。
今、皆様とつながれるようになったのでした。
地域に関わる経験を通じて
地域をブランディングしていくということ。それは、明確なゴールが定まっているものではなく、実際に推進していく人が、自ら気づいて、「ありたき姿」や「らしさ」を言語化していく作業だと思います。
その課程は、地域の外から関わる私にもたくさんの発見をもたらしてくれました。
あの日の祭りの光景や、バックボーンが違う仲間との会話で、こんなにも幸せな気持ちになれるのだということ。これまでの仕事の経験が、思っている以上に応用できるということ。そして、地域とのプロジェクトがこんなにも楽しいということ!
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大人になってから出会ったのに、大好きな地域がひとつ、増えました。
南小国さん、またお会いする日まで!これからもずっと、心でつながっていたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
↓入りきらなかった写真も載せちゃう!笑
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(・・・泉さん、前後編にわたり貴重な体験談をありがとうございました!土地を味わい楽しみつつ、確かに捉え、効果的に表現していくこと・・。
改めて南小国町の「すてき」に気づき、紹介したいことが増えました!
南小国町との関わりを経て、副業メンバーのお二人は新しい町・地域との関わりを始められました。繋がりは広がっています◎)
もう一人のメンバー・青木さんの記事はこちら👇