新しい時代の広告、コネクテッドTV広告の抱える課題とは?
昨今注目を集める、「コネクテッドTV(以下、CTV)」。
今回は、新しい時代の広告、
CTV広告の抱える「課題」について、お伝えいたします。
※CTV広告の市場規模やメリットなどの基礎知識については、
下記記事より是非ご覧ください。
CTVの普及率とCTV広告の利点
近年、動画ストリーミングや見逃し配信の視聴者数の増加に伴って、CTVの普及が進んでいます。テレビ端末のネット結線率は、コロナ禍前2019年から約20pt上昇し、2023年では約59.6%と過半数以上まで増加しました。(ビデオリサーチ[東京・千代田]調べ、東京圏)
CTV広告には、主に2つの利点があります。
①テレビ端末ならではの訴求力の高さ、ポジティブな視聴態度
CTVは地上波と同じ大画面で視聴されますので、ブランドの世界観やスケールを伝えるのに適しています。放送業界のプロが制作した「TVer」や「ABEMA」「DAZN」などのコンテンツへの広告配信は、ブランドセーフティの観点からも安全・安心な広告掲載面であることも特徴です。
また、CTVは観たいコンテンツを選んだ後にリビングで腰を据えて、しっかりテレビの大画面の前で見る能動的な視聴習慣が多いため、CMが流れている時間も途中で離脱することがなく最後までしっかりとCMを視聴してくれるため、結果的にCMの認知にも繋がるといわれています。
②効率的に複数人へリーチ
スマートフォンやパソコンで見るより、テレビ端末では家族や友人との複数人で視聴されることが多く、一度のimpで訴求できる人数が多いことも特徴です。そのため、効率的なリーチ獲得が可能となっています。
パソコンやスマートフォンでの視聴は個人での視聴が多い一方、テレビ端末での視聴は一度に複数の人と一緒に視聴をすることで、広告に接触するチャンスも多くなっています。
CTV広告の課題
利点の多いCTV広告ですが、理解しておくべき課題もあります。
CTV広告における課題、それは「成果計測の難しさ」にあります。
広告施策において、実施後の評価は不可欠です。
しかしながら、CTV広告はPCやスマートフォンなどのプラットフォームを横断してユーザーのトラッキングを行うことが難しく、広告効果の測定に課題があります。CTV広告はデジタルで配信されるため、デジタル広告と同じように測定できると考えがちです。しかし、実際はそうではありません。
また、CTV広告は広告媒体としてまだ比較的新しいこともあり、評価指標の定義が各媒体で異なる点も、マーケターが抱える悩みとなっています。
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※テレビ視聴データについては個人を特定しない匿名化したIDで集約・管理しており、ユーザーから広告用途への利用が許諾されているテレビ放送(全国の地上波、BS、CS)のデータを利用しております。
まとめ
テレビ端末のネット結線率は、すでに約6割
CTV広告は、地上波と同じテレビ端末で視聴されるため訴求力が高く、また効率的なリーチ獲得が可能
CTV広告の課題は、「成果計測の難しさ」
SMNが提供するTVBridge Adsにより、実視聴データによる高い精度での広告効果計測が可能
テレビ離れが深刻化している中で、CTV広告を活用した広告出稿が有効です。「TVBridge Ads」のようなサービスを活用して、より高い効果が得られる広告を出稿する準備を進めましょう。
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