Looker Studio Proって?無償版と何が違うの?新機能についてもまとめてみた
こんにちは!noteをご覧いただきありがとうございます。
本日の記事は、SMKT事業部の沢田が担当いたします。
本日は、まだ情報の少ないLooker Studio Proについて、無償版との違いや費用感、最新機能についてまとめてみました。
少しでも参考になりましたら幸いです!
Looker Studio Proって?
まず、Looker Studio Proとは何かについて説明します。
Looker Studio Proは、Google Cloudの無償BIツールであるLooker Studioの有償版です。
Looker Studioは、元々Googleデータポータルとして知られていましたが、Googleが2019年に買収したLookerというデータ分析ソフトウェア会社の技術を統合し、Looker Studioとなりました。
Looker Studio Proは、このLooker Studioにエンタープライズ向けの機能と技術サポートを追加したものです。
無償版との違いは?
無償版のLooker Studioと比べて、Looker Studio Proにはいくつか違いがあります。
まず、エンタープライズ向けの機能が追加されている点です。
例えば、チームワークスペースの機能があります。
これは、複数のユーザーが共同でレポートやデータソースを編集できる機能で、チーム全体でのデータ分析作業が効率的になります。
また、管理者権限によるアセット管理も可能で、組織全体でのデータ管理が容易になります。
さらに、Looker Studio Proでは、Google Cloudカスタマーケアの技術サポートが利用できます。
技術的な問題が発生した際にも迅速に対応してもらえるため、安心して利用することができます。
また、*SLA(サービスレベルアグリーメント)の対象となるため、サービスの信頼性も高まります。
Looker Studio Proの費用
次に、Looker Studio Proの費用についてです。
Looker Studio Proの利用には、ライセンス(サブスクリプション)を追加で購入する必要があります。
ユーザー単位での有効化が可能で、1ユーザーあたり月額$9(2024年9月現在)の料金が発生します。
また、組織単位での有効化も可能で、この場合は月内で一度でもLooker Studio Proを利用したユーザーがカウントされるMAU(Monthly Active User)あたりの月額費用がかかります。
以上が、Looker Studio Proの概要と無償版との違いです。
ここまでだと、あまりProを使う必要性が感じられないかもしれませんが、驚くべきはProにしか搭載されていない新機能です!
Looker Studio Proの新機能
2024年7月現在、プレビュー版として公開された新機能が、生成AI「Gemini」の搭載です。
Geminiとは、Googleが開発した人工知能(AI)で、文章の生成や質問への回答を行うAIで、人々の効率的な作業や情報収集を可能にするものです。
Looker Studio ProにGeminiが搭載されることで、ユーザーは自然言語でGeminiと対話しながら、ダッシュボードの生成や分析を行うことができるようになります。
具体的には、以下のような機能が試せるようになりました。
生成AIによるスライド生成
Looker Studioのレポート内にあるグラフやデータを自動的にGoogle Slidesにまとめる機能です。手動でスライドを作成する手間が省けます。
計算フィールド作成アシスト
新しい項目を作成する際に、Geminiが適切な数式を提案してくれる機能です。これにより、複雑な計算フィールドの作成が簡単になります。
会話分析
ユーザーが自然言語で質問を入力すると、Geminiがデータを解析し、瞬時にインサイトを提供します。
データ分析の専門知識を持たない人でも、手軽に分析結果を得ることができます。
正式リリースの具体的な日程についてはまだ発表されていませんが、今後のアップデートでは生成されたスライドやレポートの内容が自動的に同期される機能や、要約文の精度向上なども追加される予定です!
まとめ
Looker Studio Proって何?という疑問から、無償版との違いや費用、新機能まで、ざっくりとまとめてみました。
Looker Studio Proは、無償版に比べてグレードアップした内容で、ビジネスのデータ分析がもっと簡単に、そして効果的にできるツールです。
さらに、新たに追加された「Gemini」のおかげで、さらに便利に使えるようになるのが楽しみですね!
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