見出し画像

ホルモンは焼くもん。飲むもんちゃう

こんにちは。SUMIREです。え、なんかGACKTですみたいでかっこよくないですか。そんなことないですか、そうですか。

しかしあれですよね、スミレってローマ字にするとSUMIREですけど、英語圏の人からしたらスミレって発音には絶対にならんな。サマイルって読まれそうな感じですね。サマイル…微妙に天使っぽいか…?

あ、それはそれとして、貧血、マシになってまいりました。ありがとうな、点滴。

で、担当医に「貧血の数値はまあ良くなってきましたね。で、これからどないしましょ」と先日の定期検診で言われまして。

何となれば、子宮筋腫というのは良性のもので、ほうっておいても死ぬものではない。なので。

「三浦さんが、困っているかどうか。困っていれば治療を継続します」ということで。

あ、そうですか。うん、そうね。そうか、お医者としては重症貧血は心臓に負担がかかって危なかったので即治療、となったけど、筋腫は「本人がいいなら別に?」というスタンスなわけですね。

う~~ん…

困って…困ってますよ?そりゃね。

一番困っているのは、月経時の経血の多さ! いやもうね、あ、今から具体的に血の話をするから苦手な人は読まないでください。

本当ね、まあ女性がよく言う「2日目」とかいうピーク量ってあるでしょう?その量の10倍ぐらいの量がね、3日間ぐらい、ドバドバ、いやもうドバリンチョ、と出るので、ガチで外出ができないです。

通常は就寝時などに使うスーパーサイズのタンポンを使い、漏れ防止に夜用ナプキンを敷いて、徒歩数分のスーパーに行くのが精いっぱい。1時間に1回は絶対に用品の交換が必要です。

取り替えなければ、タンポンはもはや吸収できずに決壊し、長さ30センチを超える夜用ナプキンもいっぱいになって、服に染み出してしまうと言えば想像がつきますでしょうか。

なので、寝るときも、しっかりと対策をして横になっても、用品が吸い込む量の限界を超えてしまうので2時間寝ては起きる…、みたいな状態です。ショーツ型(いわゆる紙おむつとおなじ形状)のものを履くと少しは安心ですが、それでも安眠…とはいかないので、生理期間中にとても疲労がたまってよろしくない。

続いて、金銭面。使い捨ての用品だけで月に3000円以上かかってしまう(タンポン、夜用ナプキン、ショーツ型ナプキンを揃えておかないと、他のものでは代用もできない)のも地味に痛い。

生理用品に書いてある「熟睡」だの「朝まで安心」だの「生理中だってことを忘れちゃう」だのの宣伝文句にキレるレベル。

ほんまによぉ、お願いだから朝まで安心熟睡、生理を忘れさせてくれや!!!

メーカーさんの努力はありがたいと思いますが、私の量が疾病によってそれを上回ってしまっているのです、ごめんなさい。

とにかく、困りごとといえばそれ。生理痛もかなりひどいですが、多分、多い経血を押し出すために子宮がギュウギュウ収縮しているせいだと思うので、血の量をとにかく減らしたい。

なので、担当医(男性)に「とにかく経血が多いので、減らしたいです。出かけられないので」と言いました。

「ほほう」

あ、う~~ん、ピンと来てませんね、先生。そりゃ男性ですもんね。ちらりと先生の奥に座っている看護師さんを見ると、コクリ、と大きくうなずいて「つらいですよね」と言ってくれました。そう、つらいです。

「用品から漏れ出してしまうので、パート仕事に出ようと思っても出られないのです。なので、経血を減らすことができればありがたいです」

「ほほう」

うん、やっぱり先生ピンと来てませんね。当たり前です、子宮ないんだもん。わかるかいな。

しかし、働く女性代表のような看護師さん(気付いたら増えて3人も診察室にいた)はものすごくコクコクうなずいて先生に圧をかけています。分かってくれてる…!!

「う~んとね、じゃあ三浦さん」

なぜか看護師3人にギロリと睨まれている状態になった先生は指を折って治療方針を提示しました。

①子宮を手術で摘出してしまう。子宮がなくなるので、当然生理もなくなる。
②ホルモン剤を使用して、生理を止める。

「この2つです、ただ、デメリットもあります」

①手術になるので、入院が必要だし、まとまった費用も必要になる
②ホルモン剤服用によって、更年期障害に似た副作用が出る。また、副作用があるために半年間で服用をやめないといけない。

「どうしましょうか」

うーん。手術…は怖いかな。というより、ネットで調べたら傷の少ない腹腔鏡でも5日間入院とありました。家を5日間空けるのはちょっと無理です。私はワンオペ家事育児マン、しかも実家には頼れない状況ですし。

となると、ホルモン剤か。半年間…半年間でもこのひどい生活から逃れられるなら、試してみてもいいかもしれない。それに、その間に閉経が訪れないとも限らないし。

「じゃ、ホルモン剤にしてみたいです」

「わかりました。では、注射と飲み薬がありますが、どうしましょ」

え?また選ぶの?
「同じ用な目的の薬だけどね、注射だと、ここに来てもらわないといけないから、ちょっと面倒かも」
「じゃ、飲み薬で」
「アッハイ、え~と、じゃあ3カ月分出しましょうか…」

先生が電子カルテに入力しようとした時に、スッと看護師さんが手を挙げました。

「三浦さん、この薬、高いんです」
「エッ!? どのくらいですか(お金あんまりない)」
「う~んと、ひと月でね、1万円ぐらい」
「ワッ高いです、じゃあ3カ月分も今日買えません」

ありがてぇ、看護師さん。ちゃんとお金のことも考えてくれる…。
お医者さんには3万円も安いのか?わかんないけど。

「あ、じゃあ取りあえず1カ月分に変更して出しときましょうか」
「お願いします(ギリ払えそう)」

というわけで、「レルミナ」という錠剤を飲むことになりました。
待合で処方箋を待っていたら、看護師さんが持ってきてくれました。

「これね、処方箋。もらったらね、生理が開始したら飲み始めてください」
「へー、わかりました」
「皆さん、よく効く、半年間でやめたくないぐらいって言われるから…ラクになるといいですね……!」


働く女性に言われると沁みるな…。ありがてぇ…。

家に帰った後で、ネットをつらつら見たところ、注射より錠剤のほうが早く効くみたいで、こちらにしてみて良かったです。針刺されないしね。病院に行った数日後に生理が来たので、飲み始めました。食前らしいので、スマホのリマインダーをセットして、毎日忘れないようにしています。あと、薬のシートに直接マジックで日付を書き込んでしまいました。これで「今日飲んだっけ?」が防げるので。

今のところ、顕著な副作用はありませんが、どうなるでしょうか。生理が止まるのは早くて次のやつらしいですけれど…。

また、経過を書いてみたいと思います。

ホルモン剤ねえ…ホルモンは焼くやつやと思ってたけど、止めるために飲むとはね…とかいろいろ考えてますが、ラクになるといいなと思います。ほな。

いいなと思ったら応援しよう!