サウナについて語る
僕はサウナが好きだ。
本当は1週間に2回くらいのペースで入りたいが、最寄りのサウナが少し遠い事もあって2週間に1回くらいのペースでサウナに通っている。
サウナにはまったのは1年半ほど前だ。きっかけは「なんか流行っているし自分もやってみるか」みたいな感じだった気がする。
初サウナではそれほどまで快感を得ることはできなかった。「おや、これは凄いぞ」と思い始めたのは2、3回目からだった気がしている。
何故これほどまでに僕はサウナに惹き付けられるのだろうか。
多くの人がサウナの虜になる理由は、「ととのう」という境地で得られる快楽のためだ。
「ととのう」には、サウナ→水風呂→外気浴を1セットとして、計3セット行うのが一般的だ。
はっきり言って、「ととのう」には手間がかかる。手間がかかるほど、快楽は大きくなるのではないだろうか。電子レンジでチンすれば作れてしまう冷凍食品ももちろんおいしい。だけど、自分で一から材料を揃えて作る手料理は、それ以上に美味しく感じる。
また「ととのう」には苦痛を経ることが必要である。苦痛に関しても、苦痛が大きいほど、その後に得られる快楽は大きくなるのではないだろうか。お腹が空いている時に食べるご飯はいつも以上に美味しく感じる。喉が乾ききっている時に飲む水はいつも以上に美味しく感じる。個人的な肌感としても、サウナで限界まで汗をかいたとき、水風呂に肌がジンジンするまで浸かった時ほど、その後に得られる快楽は大きいように思う。
「ととのう」とはどんな感じか?
僕はいつも無重力空間に漂っている感覚になる。宇宙飛行士が訓練時に使用する機械に乗っているような感じになる。
とにかく浮遊感覚を得ることができ、身体から解放されたような気分になる。また、身体から解放されることで、自然と自分が一体化したような気分を味わう事もできる。水が流れる音、風が吹いて木々の葉が揺れる音、それらが自分の身体との境界が溶けることで、一体化して聞こえてくる。こんな感覚は他では中々味わうことができない。
サウナは僕の人生における生きがいの一つになった。毎日、次にサウナに行ける日を楽しみにしている自分がいる(この記事を書いている今もそう思っている)。
今の僕の夢の一つに日本中、世界中のサウナを巡りたいというものがある。特に自然の中にあるサウナには行ってみたいと思っている。この夢を夢で終わらせず、残りの人生で一つでも多くのサウナに出会いたい。