『「能力」の生きづらさをほぐす』を読んで
僕が尊敬する2人の女性にお勧めされて購入した本。
「非認知能力は定量化してはいけない」と聞いたことがあるが、その意味がよくわかった。〇〇発見力、〇〇解決力などと言って定量化できない力を目に見えるようにすることで、その力を伸ばそうとする働きが生まれる。勉強するだけでも苦しいのに、その他の力を身に付けなければならないと思う人たちにとっては、息苦しい世の中になっていく。
何でも数値化すればいいと言うわけではないということをこの本を読んでよくわかった。少なくとも、自分が生きづらい世の中を生み出す一翼を担っているのかもしれない。このことに自覚的になる必要はあるのかもしれない。
本を読むことの良さは、自分にはない知識や考えを手に入れられること。考えの幅や視野が広がること。本を読んでいる限り、どこまでも人としての幅が広がり、深みが増していくような気が、します。