今日のPBL授業日記264【修学旅行班別研修プレゼン】
修学旅行の班別研修を、旅行業者さんに宛てたツアー企画の下見と位置づけ、旅行後に業者さん向けたプレゼンをする、という投稿を授業日記115にて行いました。
実際自分はやる気満々だったのですが、旅行後の時数不足のため、業者さんに宛てたプレゼンはできなくなってしまいました。一番肝心な「他者意識の涵養」ができず、とても残念に思っています。
その代わり、クラス内でツアー企画プレゼンを行うこととなりました。
それぞれの班に、「誰を楽しませたいのか」「そのためにはどんな企画を立てればいいのか」「そしてどういう行程で旅を楽しんで貰えばいいのか」という観点で班別研修を行ってもらい、資料を作成してもらい、発表してもらいました。
発表の形式は、クラス内でのポスターセッションとしました。準備の時間も十分に取れなかったにもかかわらず、班ごとに十分趣向を凝らした企画とプレゼンをしてくれました。
毎年修学旅行後には、他者意識の全くない報告集が作成されていました。生徒たちは誰に読んでもらうのかわからない報告書を作成し、担当者は作ることが目的となっている報告書を作り、生徒に配布し…そのために年度はじめに幾らかの徴収金があり…
今回の企画プレゼンでは、(実際はできませんでしたが)生徒たちは旅行業者の方に向けて話すために資料を作成しました。そして生徒たちの資料はPDF化して、白石高校のホームページかiBooksに貼り付けようと思っています。印刷代製本代ゼロです。
学びの効果においても、対費用効果においても、今回の企画プレゼン&電子データ作成は優れているなと感じました。
前年度踏襲という道を踏み外して、独断で突っ走った今回の企画でした。いいか悪いかは分かりませんが、生徒にとっていいことだと自分が判断したことは、これからもやっていきます。