今日のICT授業日記775【AI×採点】
よかったら使ってください、と情報部から自動採点システムが提供された。せっかくなので、今回の考査の採点から使ってみた。
PCにインストールし、名簿を登録。模範解答PDFを読み込ませ、その後生徒の解答もPDF化して読み込ませる。ポチポチ進めていくと、やがて画面に現れるのは、第一問⑴の模範解答と30名くらいの生徒たちの第一問⑴。模範解答を見ながら、画面いっぱいに並んでいる生徒の解答の中から、正解だけをポチポチし、最後に「◯」を選ぶ。選んだ生徒の解答に一斉に◯がつく。引き続き誤答だけをぽちぽち選び、最後に「×」をつける。すると選んだ生徒の解答に×がつく。
画面に小さく表示されている生徒の解答の上には、名前も表示される。だれの採点をしているか分からないなんてこともない。
今までペンでやっていたことをマウスでやっているだけなのだが、圧倒的に早い。第一問⑴120人分を2分くらいで採点できる。
小問ごとの正答率とか、正答率の順位を出したりとかできる。
僕がぽちぽちしている間に、同じく採点するはずだったペアの先生は、僕がするはずだった提出物のチェックをしてくれていた。
これぞ、AIによる業務の効率化そのもの。
いい時代になったなぁ、と手動採点を30年してきて、思う。
必要なのは、新しいものを受け入れるマインドだけ。