他人の靴を履く、と言うこと
「他人の靴を履く」
この言葉を聞いたのは、U理論が初めてでした。他人の靴を履くかのように、他人の気持ちになってみる、というのが自分の解釈です。
経験を重ね、歳を重ねるにつれて、できるようになるもんだと。
思っていました。
経験は分かりませんが、歳だけは重ねました。下り坂で加速を始めるジェットコースターくらいの勢いで歳をとっています。
でも他人の靴を履くって、難しい。他人の靴を履く前に、自分の靴を脱がなきゃならないわけですが、それが難しい。
道路を歩いていても、電車に乗っていても、年配の方々の行動が目につきます。目に余る、と言う表現がピッタリ。酷いのは、若者ではなく、老人。
歳をとるほどに自分の靴を脱ぐことができなくなっていく。
…という自分にまずは自覚的になることから、他人の靴を履く作業は始まるのでしょうか。
前途多難であります。
老害とならぬよう、若者の迷惑とならぬよう、生きていきたいものです。