カラオケセトリ 「天頂バス」
色々やらなきゃいけないことはあるのですが、
気分転換に書いていこうかと思います。
4月~5月、自粛でカラオケは全然いけなかったのですが、
セットリストみたいなものは勝手にできていきました。
Instagramの方には以前投稿をしたのですが、今回noteでも少し書いてみることにします。
セトリ
タイトル:「天頂バス」
prelude.終末のコンフィデンスソング
1.Birthday
2.ヒカリノアトリエ
3.HANABI
4.白日(King Gnu)
5.Pink〜奇妙な夢
6.I’ll be
7.Sign
8.箒星
9.Pretender(Official 髭男 dism)
10.Tomorrow never knows
11.天頂バス
12.はんぶんこ (藤原さくら)
13.花の匂い
14.Worlds end
15.君と重ねたモノローグ
~Encore~
光の射す方へ
ひびき
皮膚呼吸
0.はじめに
音楽やってるわけではないので書いてみるのは少し恥ずかしいですが、
音楽のチカラってすごいと思います。
人のココロに寄り添うことができる。
退屈な時に気分を盛り上げることができる。
誰かの背中をそっと押すことができる。
一曲たった3~6分ほどの時間ですが、
その中に物語があり、その一曲が私たちの生活にちょっぴり豊かな気分を与えてくれます。
そんな音楽に、自分の思い出や気持ちを重ねて聴くことってあると思います。
「この曲はまるで自分のことを歌っているみたいだ」と思う経験が、誰にでもあるんじゃないかなと思います。
自分は、主にMr.Childrenの曲を聴いてとりとめなく思ったことを書いていきたいと思います。大小さまざま思いをセトリに込めているのですが、すべては書ききれないので主要なものだけ書いていきます。
1.タイトル:「天頂バス」
しばらくタイトルは思いつかなかったのですが、
今回自分が最も大切にしている曲である「天頂バス」を、そのままタイトルにしてみました。
今の世の中には、「ヒカリノアトリエ」とか「HANABI」とか「Sign」といった曲の方が求められているような気もしますが、自分はあえて「天頂バス」を選んでみました。
この曲のイメージが、自分は今の社会にピッタリなんじゃないかなと思っています。
2.「コロナ禍」を生きる
現在の日本・世界は前代未聞の状態となっています。
「外出を控え、できるだけ自宅で過ごすように」という日々が続いています。
「人に会う」という今まで当たり前だったことが、当たり前ではなくなってしまいました。
代わりに、ZoomやLINEなどのオンラインの場を使って交流をする機会が増えていきました。
オンラインを使えば、どんなに距離があっても顔を見て話をすることができます。それでも、家の中には自分と家族だけ。一人暮らしをしている人なら、独りぼっち。
今この文章を書いている7月3日は、新型コロナの新規感染者数が東京を中心に再び増加をしていて、再び油断できない状況になってきました。
やはり、人と人との間に「距離感」が少なからず出来てしまってるんじゃないかなと思います。
音楽業界は、しばらくの間表舞台に姿を現せずにいました。
ライブは中止・延期となり、新曲は発売延期を余儀なくされました。
テレビでは、過去の名曲たちがそれを埋めるようにたくさん登場していました。
「こんな今だからこそ、みんなで一つになろう」
今までヒットチャートをにぎわせてきた曲たちはそう語りかけているような気がしました。
そんなこともあり、今回はKing Gnuの「白日」やOfficial髭男dismの「Pretender」を入れてみました。
Mr.Childrenの曲でも、「HANABI」や「Sign」、「Tomorrow never knows」など、誰もが知ってるんじゃないかなと思われる名曲たちを多めに入れてみました。
3.「コロナ禍」の私たちを励ます曲
世の中には、私たちを励ましてくれる、そんな曲がたくさんあります。
ヒカリノアトリエに、次のような歌詞があります。
さあ
空にかかる虹を今日も信じ
歩き続けよう
優しすぎる嘘で涙を拭いたら
虹はもうそこにある (ヒカリノアトリエ)
この曲は、もともと熊本地震を受けて制作された曲なのですが、
今の私たちにも優しく励ましてくれる、ピッタリの曲だと思います。
見つからなかった探し物はポケットに入ってましたよ。と
幸せなんかおそらくそんな感じでしょ⁉って
君の声は教えてくれる (ひびき)
「ひびき」はカップリング曲なのですが、
気張らず、ゆったりとしたメロディーの中で、日常の中にある幸せについて教えてくれます。
ここで紹介した以外にも、Mr.Childrenの曲には、このようなささやかな幸せについて教えてくれるフレーズがたくさんあります。
4.いま必要なのは、「思いやりの力」
最近は、みんなが少なからずつらい思いをしているんじゃないかなと思います。
ほんとのほんとにつらい思いをしている人はそれほど多くはないのかもしれませんが、この状況の中で、やりたいことができなくなっている、そんなことが一つや二つはあると思います。
辛い時こそ、みんなで思いやりを持って助け合うことが大切だと思います。
なんだか学校の先生が言いそうなことではありますが、本当に大切だと思います。
信じたい 信じたい
人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい
信じたい 信じたい
誰の命もまた誰かを輝かすための光
(花の匂い)
助け合いの種類はたくさんありますが、自分の周りにいる人のこと想うと何かやるべきことが見えてくるかもしれません。
どんなに小さなことでも、それが積み重なっていくことで大きな力へと変わっていくはずだと信じています。
はんぶんこしよう 泣きたくなったとき
きみとわたし
ここにいるよって 道を照らしていて
どうか どうか
(はんぶんこ/藤原さくら)
また、個人的に思いやりの力が必要なんじゃないかなと思うところは、「SNS」です。
人の悪口であったり、誹謗中傷をするような人は、利用者の中のほんの一部なのだと思います。その人たちの悪によって、いまだに悲しい思い・つらい思いをしている人は少なくありません。
「3年A組」のドラマのメインテーマであった、SNSの使い方について、多くの人が胸を打たれ心を入れ替えたんじゃないかなと思っていたのですが、社会というのは簡単には変わらないものでいまだに誹謗中傷が大量に出回っています。木村花さんの自殺のような悲しい事件も起きてしまいました。
SNSは便利だけれども、それによってストレスを抱える人が少なくありません。
辛い時につい人に当たってしまうこともあるかもしれませんが、そんな中でも「思いやりの心」を途切れさせないことが必要なんじゃないかなと思います。
5.「距離の壁」を越えて
今は、なかなか外出ができない。人に会えない。
そんな日々ですが、
遠くにいても想いはきっと伝わるものだと思います。
「誰が指図するでもなく僕らはどこへでも行ける
そうどんな世界の果てへも気ままに旅して廻って…」
暗闇に包まれた時 何度も言い聞かせてみる
いま僕が放つ明かりが 君の足元を照らすよ
何にも縛られちゃいない だけど僕ら繋がっている
どんな世界の果てへも この確かな思いを連れて
(Worlds end)
いつになるのかは分かりませんが、
そのうち、今までのような日常が戻ってきて、
みんなで笑いあえる日がくると思います。
その時を信じて、今できることを、あるいは今しかできないことを
少しずつやって行ければいいんじゃないかなと思います。
また会おう この道のどこかで
ありがとう この気持ち届くかな
果てしなく続くこの時間の中で
ほんの一瞬 たった一瞬
すれ違っただけだとしても
(君と重ねたモノローグ)
6.天頂バス、再び
最後に、タイトルにもした「天頂バス」について、少しマニアックな話になるかもしれませんが書いていきたいと思います。
この曲は、2004年発売のMr.Childrenのアルバム『シフクノオト』に収録されています。
「シフクノオト」という言葉には、「私服の音」や「至福ノート」などの複数の意味が込められているそうです。
このアルバムには、日常の中の「シフク」を大切にしていこうという前向きな意味が込められている反面、音作りには重苦しいところもあります。小林武プロデューサーも言っていましたが、Mr.Childrenの『深海』のアルバムにあったようなアナログのプログレ的な音というのが再登場しています。
この二つがなぜ共存しているのかは自分にもよくわからないところではありますが、その世界観は今の社会にうまく当てはまっていると思います。
Mr.Childrenが東日本大震災後にリリースしたアルバム[(an imitation) blood orange]を発売して行われたツアーでは、「シフクノオト」から4曲も演奏されていました。(花言葉、Pink~奇妙な夢、天頂バス、HERO)
個人的には、今の重たい社会とシフクノオトが持つ重厚感が共鳴している気がしています。東日本大震災の時と状況は違うものは多いですが、どちらにも重苦しいもの、希望を持ちにくいものがあるんじゃないかなと思います。
ここで、「天頂バス」の歌詞を少し見ていきたいと思います。
天国行きのバスで行こうよ
揺れるぞ 地に足を着けろ
己の直感と交わした約束を
果たすまできっと僕に
終点などねえぞぉ
トンネルを抜けると
次のトンネルの入り口で
果てしない闇も 永遠の光も
ないって近頃は思う
インスタの方で載せていた、黒い空間にある白丸が次第に大きくなっているのは、トンネルの出口が近づいていることを表しています。最後に違う色の丸が見えるのは、次のトンネルが少しずつ近づいているということです。
第一波が落ち着いても、第二波……というように、
トンネルから完全に抜け出すなんてことはできないのかもしれませんが、
そんな中でも、最善を尽くして少しでもいい方向へと軌道修正できればいいんだと思います。
理想にたどり着くことはひょっとしたら無理なのかもしれないけど、
理想を心に残して日々を過ごすことで、少しでも理想に近づくことができるのだと思います。
ということで、みんながまた笑いあえるまで、
また一日を進んでいきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。