新約 とある魔術の禁書目録 4巻

私の記事を見たことあるよと言う方はこんにちは。
そうじゃない方ははじめまして。

Noteなんですが、とある魔術の禁書目録に関する記事がかなり少ないと感じました。そこで、とある魔術の禁書目録の中でも一番難解で一番不人気な巻をあえて紹介・解説していきたいと思います。

なお、元ネタになりがちなセレマ教とか聖書とかに絡めるような小難しい解説や表記はしないので自身で調べてみてください。

他の巻は未定です。言うとやらなくなっちゃうので。


登場人物

『メインキャラクター』

雲川鞠亜
レベル2の暴風車軸(バイオレンスドーナツ)を持つ。
恩師、木原加群を探すためにバゲージシティへ潜入。

近江手裏
忍者。異能の絡んだ忍術の開発のためにナチュラルセレクターへ参加。
道中、雲川鞠亜と遭遇し行動を共にする。

サフリー=オープンデイズ
ナチュラルセレクターの初戦でオーサッド=フレイクヘルムを撃破。
マリアンに瀕死にさせられた雲川を助け、行動を共にする。

上条当麻
レベル0の高校生。その右手に幻想殺し(イマジンブレイカー)を宿す。
レイヴィニア=バードウェイからの裏切りによってハワイからバゲージシティへ移動している。

『木原一族』

木原乱数
脳内分泌物効果を持つ微粒子をばらまくことで幻覚を見せる。
「グレムリン」掃討のためにバゲージシティを襲撃した。

木原円周
12歳ぐらいの容姿。
「木原」ならこうするという行動理念で活動している。
「グレムリン」掃討のためにバゲージシティを襲撃した。

木原病理
車いすに乗った白目の無い女性。戦いで欠損した部位は未元物質で補う。
過去に全うに生きる木原加群に通り魔をけしかけて「木原」に正そうとした。
「グレムリン」掃討のためにバゲージシティを襲撃した。

木原加群
ヘルメットの男。対『木原』に特化した性質を持つ。
雲川毬亜ら不登校の学生を教育する立場だったが木原病理の妨害を受ける。
木原病理を相打ち覚悟で殺すためにバゲージシティに侵入。

『グレムリン』

マリアン=スリンゲナイヤー
褐色にオーバーオールを着込む女性。
『戦乱の剣』の鞘を抜くとあらゆる神話を再現できる。

ウートガルザロキ
幻覚系統の魔術を行使する。

シギン
マリアンと通信していた魔術師。

サンドリヨン
マリアン=スリンゲナイヤーによってテーブルに改造されている。

オティヌス
隻眼の魔女。『グレムリン』のボス。
魔術の神、「魔神」になるために行動している。

その他

オーサッド=フレイクヘルム
ナチュラルセレクターの参加者。
「えむあいびー」と名乗る組織に妹が人質に取られている。

グレッキー=リレッツマン
ナチュラルセレクターの優勝候補。

シャール=ベリラン
バゲージシティのガードマン。
なんだかんだ生き残る。

エールズ=ビッグアント
ナチュラルセレクターの参加者。
木原円周に遭遇し、ショットガンで銃殺される。

オッレルス
魔神に最も近づいた魔術師。
第三次世界対戦終結からフィアンマと行動している。

フィアンマ
ローマ正教。神の右席。
第三次世界対戦終結からオッレルスと行動している。

全体のまとめ

①レイヴィニア=バードウェイによって反学園都市サイエンスガーディアンが形成されて学園都市との内戦が起こり、バゲージシティ全体がマイナス20度の環境になる。
②反学園都市サイエンスガーディアンが学園都市に変わる新たな基準を作るために「ナチュラルセレクター」を開催する。
③利害の一致から『グレムリン』も協力し、バゲージシティ全体で「全体論の超能力者」を生み出す実験を行う。
④学園都市が『グレムリン』を討伐するために3人の『木原』を派遣する。
⑤木原加群が『木原』を止めるためにバゲージシティに侵入する。
⑥数々の戦闘行為によって、バゲージシティ全体に
『なぜだか知らないけど必要以上に悲劇が起こりやすい法則』が生まれる。

 木原乱数 V.S. 『グレムリン』ウートガルザロキ
 近江手裏所属 甲賀部隊 V.S. 『グレムリン』シギン
 雲川鞠亜・近江手裏 V.S. 『グレムリン』マリアン
 木原病理 V.S. 『グレムリン』マリアン=スリンゲナイヤー
 雲川鞠亜・近江手裏・木原加群 V.S. 木原円周
 木原病理 V.S. 木原円周
 雲川鞠亜・近江手裏・サフリー V.S. 木原円周
 木原病理 V.S. 『グレムリン』木原加群(ベルシ) 
 雲川鞠亜・近江手裏・サフリー V.S. 『グレムリン』マリアン

⑦4人の『木原』が全滅する。

 『木原乱数』・・・ウートガルザロキの幻覚に囚われる。
 『木原円周』・・・雲川鞠亜に倒される
 『木原病理』・・・木原加群に殺される
 『木原加群』・・・木原病理との戦闘直後に死ぬ。

⑧上条当麻がバゲージシティに侵入し、幻想殺しで上記の
『なぜだか知らないけど必要以上に悲劇が起こりやすい法則』を壊す。
⑨マリアン=スリンゲナイヤーが倒れ、
 バゲージシティ内の3人の『グレムリン』が壊滅する。

 『ウートガルザロキ』・・・木原乱数の幻覚に囚われる。
 『シギン』・・・近江手裏の甲賀部隊に殺される。
 『マリアン=スリンゲナイヤー』・・・上条当麻に倒される。

⑩『グレムリン』オティヌスがマリアンを回収して、次なる標的を決める。

要約

Main.01

ナチュラルセレクターの宣誓

Sub.02

サフリー=オープンデイズがガードマンのシャール=ベリアンに控室の場所を尋ねる
優勝候補のグレッキー=リフレッツマンも控室へ

Sub.03

選手控室で上条当麻とサフリー=オープンデイズが遭遇
サフリー=オープンデイズが上条当麻をボコボコにする

Sub.04

サフリー=オープンデイズとオーサッド=フレイクヘルムがナチュラルセレクターで対決。

Sub.05

ウェイスランド=ストライニコフがウートガルザロキに侵入者の排除を命じる。

Sub.06

辛勝したサフリー=オープンデイズのもとに侵入者捜索中のガードマンが駆けつけるが全員気絶させられる。
サフリー=オープンデイズが廊下で上条当麻と再度遭遇
ウェイスランドと遭遇するが、上条当麻が「侵入者は俺じゃない」と言い、本当の侵入者『グレムリン』がここに来ていることを言った。

Period.07

木原乱数がファイブオーバーver.05でウェイスランドを制圧
Sub.06までの内容はすべて幻覚だった。
幻覚で執務室にいたままのウェイスランド相手にロシアンルーレットの幻覚を見せて家族を殺させることで精神的攻撃を行った。
しかしウートガルザロキが上条当麻が助けに来るという幻覚を見せる。

Sub.08

ファイブオーバーモデルケース・レールガンがバゲージシティを襲撃し、駆動鎧の残骸の山を築いており、シャール=ベリランを射程に捉えた。
ヘルメットの男がシャール=ベリランをファイブオーバーから助ける。

Sub.09

本物の異能を持った忍術を完成させるため、ナチュラルセレクターに参加している近江手裏。
電話の向こうで木原円周が近江手裏の忍者部隊を壊滅させていた。
近江手裏と雲川鞠亜が遭遇する。

Sub.10

近江を襲った軍服の男を雲川鞠亜が撃退。
雲川鞠亜が近江手裏を『木原』『グレムリン』から遠ざけるために気絶させる。

Main.11

『グレムリン』マリアン=スリンゲナイヤーが襲撃してくる学園都市の刺客を撃退しながら移動している。
マリアンと木原病理が遭遇し交戦する。

Main.12

近江手裏が目覚める。
雲川鞠亜が木原円周のバズーカの奇襲を食らう。
異変に気付いた近江手裏が木原円周と遭遇
木原円周が近江手裏を攻撃。
ヘルメットの男が二人の戦いに割り込む。
ヘルメットの男の地雷を見た木原円周が逃げる。
ヘルメットの男が近江に「助かりたいなら、上条当麻を捜し出せ」と助言する。
ヘルメットの男が他用のためその場から離れる。

Sub.13

雲川毬亜が近江手裏に発信機が付けられていないかドライヤーで調べる

Sub.14

木原病理がマリアンとの戦闘で壊れた車いすを放棄し、駆動式ギプスを装着する。
マリアンが木原病理の部下を呼び寄せる。
木原病理がマリアンの懐に入った途端、マリアンが木原病理を部下ごと吹き飛ばした。

Sub.15

盗聴器・発信機の有無を確認した近江・雲川はロッカールームから出る。
手榴弾が隠された防弾チョッキの罠を雲川・近江が見つける。
木原円周がスキップで罠を確認しに来る。

Sub.16

ファイブオーバーの護衛として超音速爆撃機に乗っている麓洞龍一。
マリアン=スリンゲナイヤーが『木原』の補充を防ぐため爆撃機を一掃した。

Sub.17

雲川と近江が「上条当麻とは」について話していると、ロシア製の戦車が落ちてきた。
戦車が落ちてきた大穴から地上に出るとマイナス20度の地獄になっていた。
ビルが崩れる。

Sub.18

マリアン=スリンゲナイヤーが『グレムリン』シギンと通信する。
雲川鞠亜・近江手裏とマリアン=スリンゲナイヤーが邂逅する。

Sub.19

木原円周は被害の少なさを疑問視していた。
爆撃も視野に入れたがそれでは「グレムリン」を倒せないと判断する。
木原円周は生存者を探し続ける。

Main.20

雲川鞠亜がヘルメットの男のことを探している人、木原加群であると話す。
バゲージシティを出ようとした雲川・近江だが不幸にもマリアンと遭遇してしまう。
雲川・近江は全速力で逃げる。
壁を人間にする魔術が行使される。
雲川鞠亜がマリアンに突撃し右足を負傷させる。
多数の人間と機械の波状攻撃を受けて雲川鞠亜が気絶する。
近江手裏がシギンの口真似によってマリアンを混乱させる。
シギンはすでに忍者部隊に制圧されていた。

Period.21

木原病理と木原円周が合流する。
木原病理がマリアンとの戦いで損壊した部位を未元物質で代用する。
木原病理が木原円周を攻撃する。
木原円周が上条当麻の思考をインストールする。

Sub.22

木原加群の過去。
木原加群が雲川鞠亜らの不登校の教育を行っていた。
ある日、雲川鞠亜といるところを通り魔に襲われ返り討ちにする。
正当防衛が認められるが、自ら生徒のもとから離れて消息を絶つ。

Sub.23

木原病理を倒した木原円周が『木原』としての行動を強く暗示する。
化学兵器でバゲージシティを破滅させようと考える。

Sub.24

マリアンが雲川鞠亜と近江手裏に受けた傷を手当てする。
マリアンがベルシを見つけて声をかける。

Sub.25

シャールベリランは自販機の陰に隠れている。
学園都市が「何か」を探すために『広域観測』を利用しているのを確認する。

Sub.26

マリアンとの戦いで負傷した雲川は医務室にいた。
そこへサフリー=オープンデイズ、ミストレイ=フレイクヘルム、オーサッド=フレイクヘルムが現れる。
バゲージシティを襲う大寒波は木原の仕業であると話す。
サフリーは半日以内に倒さないとバゲージシティに取り残された300万人が凍死すると考える。
木原円周が生物兵器を使用しているため最優先目標にする。
雲川はその情報を誰に聞いたと問うと「加群さん」と返ってくる。

Sub.27

木原円周が部屋に隠れているエールズ=ビッグアントに気づく。
エールズ=ビッグアントがドアに向けてショットガンを構える。
木原円周がクレーン車についたコンテナを使ってドアを壊す。
木原円周が瀕死のエールズ=ビッグアントを銃殺する。

Sub.28

近江手裏が合流する。
木原円周の生物兵器が入っているコンテナを探しに行く。
野菜工場に向かうが、そこへ木原円周が現れる。

Sub.29

木原円周について。

Main.30

木原円周は多目的ライターを使って摩擦をなくすことで大量のコンテナをサフリー達の頭上に落とす。
雲川鞠亜が油断している木原円周の後頭部に蹴りを入れる。
複数の「木原」の思考パターンを呼び起こそうとする木原円周に、雲川鞠亜が再度蹴りを入れる。
木原加群や上条当麻の思考パターンを呼び起こそうとする木原円周に、雲川鞠亜の右拳が炸裂する。
雲川鞠亜は「いくら思考パターンを呼び起こそうともそこから行動を選ぶのはただの木原円周である」と言い放つ。
木原円周は「木原円周」で突撃してくるが、雲川鞠亜は打ちのめした。
そこへ木原病理が来る。
木原病理が「スカイフィッシュ」で3人をとらえる。
そこへヘルメットの男が来る。
木原病理の「スカイフィッシュ」でヘルメットが割れ、木原加群が現れる。
木原加群と木原病理が激突する。

Main.31

木原病理の攻撃を木原加群は「致命傷になる攻撃を防ぐ魔術」を使って凌ぐ。
木原病理の「ネッシー」と木原加群の「ヴィーティング」が激突する。
木原加群が木原病理を殺す。

Period.32

木原病理に相打ちに持っていかれ、木原加群が亡くなる。
雲川鞠亜が木原加群のもとに行き、死を見届ける。
足を轢きずりながら来たマリアンが発狂する。
オティヌスがマリアンを制止するが、マリアンは振り切って『戦乱の剣』を発動させる。

Sub.33

3年前、マリアン=スリンゲナイヤーと木原加群との出会いが描かれる。

A_Cardinal_Error.34

『戦乱の剣』の鞘を見た近江手裏とサフリー=オープンデイズの心臓が止められる。
雲川鞠亜の心臓が止められる寸前に空間に亀裂が入る。
上条当麻が『グレムリン』の作ったルールという名の結界を幻想殺しで壊す。

接続過程

ミクロな世界を頭の中で操り、マクロな世界を操る=超能力
マクロな世界を頭の中で操り、ミクロな世界を操る=全体論
すなわち、宇宙をねじ曲げ、掌に火をおこすがごとく
『グレムリン』の狙いはバゲージシティ全体を実験場として、全体論の超能力者を作ることだった。
「大きな世界を歪めると、小さな超常現象は起きるのか。」
→「極めて大規模な戦闘によって極めて小さな現象が起こるのか」
その結果は、
『なぜだか知らないけど必要以上に悲劇が起こりやすい法則』
が生み出されていた。その法則を上条当麻の右手が壊した。

第n章 たとえ死があったとしても
     Dead_to・・・


気づけば野菜工場ではなく、ナチュラルセレクターのリングの中にいた。
同じ地点Aと地点Bの座標が複数の未来の中でずれてしまっていたのだ。
マリアンは上条当麻にヘイトを向け、上条当麻が木原加群の死に間に合わなかったことを糾弾した。
『戦乱の剣』を向けたが、「あの剣と対峙するよりも心臓を止めたほうがマシ」という魔術効果が、あの剣に対抗策のある上条当麻には効かなかった。
サフリーや雲川も心臓が動き出す。

上条当麻とマリアン=スリンゲナイヤーが激突する。
マリアンは幻想殺しに消されない攻撃を繰り返す。
上条当麻が球体に閉じ込められ、幻想殺しで脱出し、迫ってくるマリアンの攻撃に備える。

雲川鞠亜が上条当麻に伝える。
 マリアンから木原加群の墓標を奪わないでくれ
上条当麻は「了解」と答える。

上条当麻はマリアン自身にも操れない物理現象を利用して反撃する。
マリアンは世界を滅ぼせる『戦乱の剣』の鞘を抜こうとする。
しかし、木原加群の存在までも破壊してしまうことを躊躇して抜けない。
上条当麻の拳がマリアンに炸裂する。

上条当麻は雲川鞠亜に木原加群(ベルシ)の事を尋ねる。
上条当麻は木原加群(ベルシ)を助けられなかったことを噛み締める。
上条当麻は『戦乱の剣』を幻想殺しで破壊しようとする。
隻眼の魔女が現れ上条当麻の右手を破壊する。

    深刻な破損
     ル9ニlbカクrサ99lマ

上条当麻は激痛で意識を失う。
隻眼の魔女は『戦乱の剣』を破壊する。
隻眼の魔女は上条当麻の右手首から現れた「何か」を潰す。
隻眼の魔女オティヌスがマリアンを連れて退散しようとしたとき、オッレルスとフィアンマが現れ激突する。
北欧ではオティヌスが作った『ワルキューレ』部隊がブリュンヒルド=エイクトベルを襲撃していた。
オティヌスは木原加群の死体を操ってマリアンを担がせていた。
オティヌスは次の標的を学園都市の窓のないビルに定める。
上条当麻が目覚めると右手は元に戻っていた。
上条当麻とオッレルスとフィアンマがバゲージシティで事後処理を行う。
バゲージシティに木原唯一が現れる。


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