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【就職支援】内定承諾書を出す前に最後の企業研究を

【質問】
複数内定を取りました。内定先をどうやって決めればいいですか?

就職支援という仕事は、内定を取るまでのサポートをする仕事だと思われがちですが、私の考える就職支援という仕事は「内定を取ってから」が一番重要なサポートだと思っています。

複数内定を取った場合も、1社だけの内定だった場合も、「内定先を決める」ということは本人にとって一大事です。そもそも「行きたい」と思ってエントリーをして選考を進んで内定をもらっているわけなので、どの企業も魅力的です。「できるなら全部に入社をしたい」と思えるかもしれません。

しかし、4月1日の時点でどこに入社をするかをこの時期に決めなければなりません。企業としては10月の内定式の後から、内定者研修や懇親会を準備し、少しでも早く「自社で活躍できる人」になってもらうための準備をしています。

だからこそ、社会人として働いていく場所を決めるための「内定先決め」はエントリーをする企業を選ぶ以上に十分な時間を取って決めてほしいと思っています。

そんな時に、私が必ずおススメするのは「企業研究をやり直す」ことです。

多くの就活生は選考中に企業研究をします。しかしその企業研究の内容は「面接を突破するため」という意味合いが強いはずです。もちろん興味を持って入社をしたいと思った企業ですので、自分がこの企業で働けるとしたら?という視点も持ちますが、多くの場合は、面接の質問を想定し「面接を突破するため」に行っています。

しかし、内定先を決めるために行う企業研究はそうではありません。すでにその企業に入社できていることは確定しています。だからこそ今度は本当に自分はその企業に行きたいと思っているか、ということを改めて考えるための企業研究です。今度は「社員のひとり」として企業を見ていきます。この企業に入ったら自分はどんな想いで毎日を過ごしていくのだろうか、ということを考えてみます。

HPに出てくる社長の顔も、人事担当者ともすでに顔見知りですし、どんな声をしていて、どんな話し方をするかもわかっています。もしかしたら「先輩社員の一日」のモデルとなっている社員さんにもお会いしているかもしれません。

就活生だったころとはまったく違う状況の中で、改めて企業研究を進めていきながら「この企業に入社したいか」を考えていきます。そうやって企業研究を深めていきながら「やっぱり心が動く」ということであれば、その企業には自信を持って入社を決めてほしいと思います。

そして大切なことは、そうやって自分が納得して決めた企業であれば、あとは迷わず入社の準備をしていく、その道を「正解」にしていくことです。

就活のこと、ちょっと話を聞いてみたい、ちょっと話をしたい、そんな就活生のみなさん、いつでも気軽にご連絡をください。就活生のこと知りたい、内定者のこと知りたい、そんな企業のみなさま、お気軽にご連絡ください。


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