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もうすぐ入社1か月の新入社員のみなさんへ伝えたいこと

はやいもので4月もあと5日ほど。月末に近づいています。
新入社員のみなさんにとっては4月1日に入社をしてから、あっという間の1か月だったのではないでしょうか?今年は、コロナ禍の中で、研修や日常業務がオンラインで開催された方も多く、大混乱の1か月だったのではないかと思います。

私は、大学生の就職支援をしていたサラリーマン時代は、この月末が大嫌いでした。就職支援といえども、毎月の売上目標がありましたので、その目標が達成できていない月は、月末が違づくと何とも胃が痛い思いをしていました。また私は管理職として現場のマネジメントや社内の経理も担当していましたので、月末は何かと忙しかったことを思い出します。

月末の経理作業といえば、お取引のある企業さまへのお振込みや入金の確認以外に、社員への給与振込みもありました。毎月、それぞれの給与をネットバンキングを使って振り込むのですが、特に自分の給与を振り込むときには、数字を入力し、確認し、振込み実行のボタンを押すときに毎月「この給料をもらうに値する働きをしていたか?」と自分に問う瞬間でした。

アルバイトや一般社員をしていたころは、給与が毎月決まった日にちに振り込まれることなど当たり前のことで、一日でもずれることがあろうものなら、「あり得ない!」と怒っていましたが、会社の立ち上げに関わり、会社の裏側を見るようになると、毎月の給与が振り込まれることがどれほどすごいことかが分かるようになりました。

会社を立ち上げて1年くらいたったころ、通帳記帳をすると通帳残高が「¥2600」ということがありました。月末の振込みをまだ何もしておらず、給与も支払っていない時点で残高が¥2,600・・・絶望的な瞬間でした。おかげさまで、その月は企業様からの入金をいただいて無事にお支払も給与も支払うことができましたが、その時に「給与が振り込まれることって当たり前ではない」ということを身を持って理解しました。当たり前のことですが、【自分たちで稼いで来ないと、自分たちの給料は発生しない】んだと知りました。

新入社員の皆さんは、入社後、急にリモートワークになったり、満足に新入社員研修を受けることができなかったり、いろんなことで、先のことを不安に思っているかもしれません。ちゃんと給料が振り込まれるかな、この会社この先大丈夫かな、もしかしたら、そんな不安まで出てくることがあるかもしれません。そんなみなさんに覚えておいてほしいことがあります。

経営者のみなさんは、今、皆さん以上に不安を抱えて眠れない夜を過ごしながら、でも必死に考えて、走り回っています。雇用している社員とその家族の生活を守るために、本当に必死になっています。

みなさんが、今月末か来月に手にする初めてのお給料は、そんな経営者はじめ上司・先輩社員さんの努力です。お給料が振り込まれることは決して当たり前のことではなく、そこにいる一人ひとりが頑張って仕事をしている「結果」でしかありません

新入社員のみなさんはどうでしょう?この1か月間、お給料をもらえるくらい成果を出せていますか?会社の利益に貢献できていますか?まだきっと直接的な利益には貢献できていない人のほうが多いと思います。当たり前です。まだ入社1か月です。でもお給料を振り込んでもらえるんです。しかもこのコロナ禍の中にあって。。。それってすごいことなんです

だから、どうぞみなさんはみなさんにできることを精いっぱいやってください。新入社員だからこそできる方法で会社を盛り上げてください。リモートワークであっても、オフィス出社であっても、現場でのお仕事であっても、しっかり頑張ってほしいんです。

では、新入社員には何ができるか?

【元気な挨拶】【元気な返事】
へ?そんなこと?

はい、そんなことなんです。元気な挨拶、元気な返事は、相手を元気にします。新入社員らしいフレッシュな元気の良さが、周りに伝染していくのです。経営者の方はきっと、みなさんの元気の良さを見ながらますます「この元気を守るために頑張ろう」と思うはずです。自分の会社を選んで入社をしてくれた、その想いを守って行くために何が何でも頑張ろう、と私ならそう思います。

直接的な利益への貢献はまだまだ先かもしれない、だけど、素直な気持ちで学びながら、目の前の仕事を頑張りながら、元気さを振りまいて会社を明るくしてほしいと思います。みなさんの元気で先輩や上司、経営者を元気にしてください。その元気が次の3か月につながっていきます。

5月、6月、7月と入社してから毎月少しずつやるべきことが増えてきます。コロナが落ち着けば、一気に業務量が増える業界もあるかもしれません。その時に、すぐにスタートダッシュが切れるように、今のうちにしっかり準備をしておいてくださいね。

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